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お茶の間観戦記のススメ

跳べない・走れない・泳げない、通知表が5段階評価だった時代に体育で2をマークし続けたわたしから見ると、オリンピックはほとんどサーカスを見ているような気持ちである。持って生まれた資質ももちろんあるのだろうけれど、トレーニングによって体をこんなに自在にコントロールできるものなのか、という信じがたい驚きがある。過酷で苦しいトレーニングの日々を重ねて、厳しい国内選考レースを勝ち抜き、やっとやっとたどりついた夢のオリンピックの舞台。目標としていたその切符をつかみ取ったとたん、次はとてつもなく大きな期待を背負うこととなって、きっといくつもの眠れない夜を過ごしてきただろう。開会式のパレードで、船の上でニコニコと楽しそうに手を振っていた選手たちも、胸の内には押しつぶされそうなほどのプレッシャーを抱えていたのだろうと想像して、もらいストレスで3週間ほど寝込みそう。

夜中にリアルタイム観戦をするのは難しい(眠くて起きていられない。リアルタイム観戦はドキドキして心臓に悪いし。)、でも翌朝のダイジェストだけでは物足りない(決定的瞬間だけじゃなくて、決定的じゃない瞬間もちょっと見たい!)というわがままな我々のために、夏木凜さんのお茶の間観戦記というありがたいコンテンツがある。noteをやっててよかったね。

自称オリンピック狂の夏木凜さんが綴るレポートは、毎回さくっと読めるコンパクトなボリュームながら、メダル争いのゆくえだけでなく、注目選手の紹介やルールの解説、名場面、歴史や背景など、ちょっぴりマニアックな情報まで詰まったとってもお得なコンテンツである。さすが、お茶の間からのオリンピック観戦を「人生をかけた趣味」とおっしゃるだけあって熱量がすごい。こんなの無料で読んじゃっていいんですかーと思いながら楽しませて頂いている。

大会前日の「なでしこスペシャル」のレポート。わたしは一秒も観戦していなかったのにこのレポートだけで泣きました。その日の大会のスケジュールをまとめてくださっているのもありがたいですね。ここまでくるともはやプロのお仕事。noteの世界ではオリンピックの記事はあまり人気がないそうなのだけれど、凜さんのお茶の間観戦記を読みさえすれば、あたかもリアルタイム観戦をしたかのような満足感が得られるので、noteの世界にいながら夏木凜さんのお茶の間観戦記を読まないというのはあまりにももったいないなぁという気持ち。

あ、たいへん、バレーボール女子がブラジル相手に劣勢だ!負けられない試合なのに。がんばれ!

というわけで、本日わたしからお伝えしたいことは「夏木凜さんのオリンピックお茶の間観戦記を読もう!」ということだけです。以上!解散!!

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