くん炭作り
籾を玄米にする工程で出てくる籾殻。
このままでも畑に撒いたり土の中に混ぜ込んだりして役立つアイテムなのだけれど、籾殻をくん炭にすることによって畑のpH調整、排水効果、消臭、ミネラル分の補給、病害虫の発生予防などなどを期待できるアイテムとなる。
しかしながら、作るとなると丸一日作業となりプラス風向きや天候なども考慮しなければならず、ホームセンターなどでは結構な値段で売られているのも頷ける。
●用意するもの
くん炭用の煙突
籾殻(今回は籾殻袋4袋分)
ライター
着火用の紙や枝など
スコップ
消火用バケツと水
革手袋
時間が長いのでおやつや飲み物
などなど
※作業する場所は引火などを防ぐために事前に草刈りをして枯葉などは除去しておく。
煙突はホームセンターなどで2000円しないくらいで購入できる。
9:00
籾殻を3袋から出す。
真ん中に煙突を立てるためにドーナツ状にするとよい。
ロート状の煙突の下の部分に着火用ものを詰め込む。今回は外側から古竹をくだいたもの、枯れ草、真ん中に紙。
火をつけて、
ドーナツの真ん中に立てる!
すばやくその周りに籾殻を寄せる。ロート状の煙突の下部分を籾殻で覆う。もう一袋追加して今回は全部で籾殻袋4袋分を使った。
あとはこのまま数時間、ひたすら見守り。
白い煙がもくもく立ち始め、やがて透明な煙になる。
ここからが長い。
夕方までただただ見守る。
椅子、本やおやつや飲み物も用意した方が良い。
時間が経つと表面にも黒位部分が現れてくるので、その部分に籾殻を被せてあげる。
14:00
全体的に黒くなってきた。
煙突を外し混ぜ込んでまだ焼けてない籾殻を焼く。
15:00
全体が真っ黒になったところで、スコップで広げて水をたっぷりかけて灰汁を流す。
くん炭は細かくてなかなか水が浸透しにくい。
消火したつもりでも再発火しやすいそうなので、ビチャビチャになっても油断せずにこのままにして、後日回収して袋に詰めることとする。
もろもろ、作業が終わったのが15:30。
服についた臭いが凄まじい。
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