孤独感と文章を書くこと
また、noteを放置して1年以上経ってしまった。
文章を書くこと、絵を描くこと、昔はそれらをせずにはいられなかったのだが、この町に引っ越して来てからというもの、全くその欲求が湧き上がらない。
湧き上がらないからnoteのアカウントは休眠状態。
たぶん、いま、わたしは人生に満足している。
暖かく穏やかな人間関係、ものが溢れすぎているわけでもないが、必要なものはちょうど良いくらいの量である。
生まれてからの前半戦、家族というもの、人間というものについて、常に身を削るように対峙して過ごしてきた自分にとっては、今の暮らしは憧れの具現化だ。
考えて考えて、溢れてしまう思いを文章を書いたり言葉にならないことを絵に描くことでなんとかバランスを保っていた。そんな自分を「わたし」だと思っていたのに、いま何も書くことがない日常は、健康の証なのかもしれない。
「孤独感」は一番身近な感覚で、常に自然にそこにあり、家はあるのにいつも外を歩き回り「家」を探していた。
そんな頃が一番文章が書けた。
どちらがいいのかわからないが、時々貪るように絵を描いたり文章を書いていた頃を懐かしくも思う。
平和や穏やかさの中からも絵や文章を紡ぎだせるようにシフトしてもいい頃なのかもしれない。
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