文化祭といえば?
文化祭のことを思い出そうとすると、決まって高校の文化祭のことを思い出す。大学でも文化祭はあったのに。
しかし高校の文化祭にトクベツな思い出があるかといえばそうでもなく、ただ単純に『文化祭』=『高校生』という固定観念が私の中にあるからなのだ。
なぜこんな固定観念があるかというと、それは私がオタクであるからに他ならない。
オタク文化にあまり馴染みの無い人は理解しにくいかもしれないが、アニメやラノベ、マンガなんかで一番よく舞台にされるのはなぜか高校である。
中学でもなく、大学でもなく。高校が圧倒的に多い。
なぜだろうとひとしきり悩んだ結果、いくつか理由が見つかったので、それを著そうと思う。
①思春期まっさかりで悩みの耐えない高校生は、物語にしやすい。
②ピュアな恋愛をしていることが多いので、童貞にも安心して提供しやすい。
③作者に高校生活が上手くいかなかった人が多い(偏見)ので、そのフラストレーションが作品にぶつけられやすい。
④クラスや部活など集団が多いので、それにフィーチャーした話を作りやすい。
⑤女子高生がかわいい。
そして最後に、一番大きな理由。
⑥イベントが多くて物語の展開上ありがたい。
もしかしたら⑤あたりが一番の理由かもしれないが、そのへんは割愛しよう。オタクの闇なんて誰も見たくないでしょう。
つまり、高校を舞台にしている時点でその物語は文化祭ありきなのだ。高校を舞台にした長編小説なんかで文化祭に一切触れないなんてことはめったにないだろう。
それはサバの味噌煮定食を頼んでご飯に全く手をつけないようなものだ。しょっぱくてしようがない。
オタク文化に触れれば否が応でも高校を舞台にした物語を見ることとなる。そしてそこには文化祭がある。
だから、オタクである私にとって、文化祭とは高校生のイベントなのである。
キラキラ輝く青春の象徴、それが文化祭。中学生の頃はラノベやマンガで見て、めちゃくちゃ憧れたものだ。
そんな文化祭に、私は部活のせいで1度として参加出来なかったのだけれど、それはまた別のお話。
※※※※※※
今回ヘッダー画像に使わせていただいたのは、ラノベ界であらゆる賞を総ナメした伝説のラノベ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている』の文化祭カラー扉絵です。
この作品のレビューもいつか書きたいと思っているんですが、何せ私自身が好きすぎて……
遠い先になりそうですが、頑張りますのでそれまでお待ちください。