24HOURS
Instagramに“ストーリー”って機能、ありますよね。このストーリー、不思議な魅力のあるものだなって、今回はそんな話です。
インスタって他のSNSと同じで、1度投稿したものはユーザー本人が削除しない限り半永久的にネット上に存在しますよね。
しかしご存知の通り、ストーリーはそうではない。投稿した画像も映像も、声も文字も全てが24時間後には消えてくれます。
SNSに写真なんかを載せる時って、結構気を遣いますよね。半永久的に残るとわかっているから。けれど、ストーリーなら24時間で消えるし、まあいっか、ということないですか?
多分Instagramの運営側もそれを意図してストーリー機能を作ったんじゃないかと思います。気軽にもっとたくさん投稿して欲しい! そしてもっとInstagramを楽しんでほしい! と。
その目論見は成功し、私達はストーリー機能を存分に楽しんでいます。
そんなストーリー機能ですが、私は最近、「この機能ってもっと不思議で特別な何かに変身できるんじゃないか?」と思っています。
残ってしまうのがイヤ、というネガティブなイメージを払拭するためだけではなく、この24時間で消えるという機能をもっとポジティブに活用できないかなと思ったんです。
例えば……
ストーリーに自分が感動した風景の写真をただ載せるだけで、それはその1日しか見れないものになり、本物と同様の“一瞬性”とも言うべき美しさが表れるし、
ストーリーにテキスト機能で短編の物語を書いて投稿すれば、それはその1日しか読むことができない特別なお話になる。
限りがあるというのは寂しいことではあるけれども、その分だけ特別なものになります。
今のInstagramのストーリーはただ消費されていくだけのメディアでしかないけれど、いつかこの“特別感”が注目されていくといいなと思います。