カーボンハンドル、カーボンシートポスト、クロモリフレームは乗りやすいぜと調子に乗ったらパンクした
先月の終わりにBianchiのImolaというクロモリロードを中古で購入して、オーバーホールをやってみた。
プーリーの歯車の向きを逆につけてしまって、チェーンが落ちまくったり、イキってコンポをカンパニョーロに変えようとして苦労した結果諦めたりとトラブルはあったけども楽しく作業を行えた。
ただ単にオーバーホールしたわけではなく、ハンドルは元々ついていたアルミから中国製の激安カーボンハンドルに変えてみたりした。
最初からついていたカーボンフォークにハンドルまでもがカーボン。そしてシートポストもカーボン製だ。さらにクロモリフレームは柔らかいという話も聞くし、それはそれは乗りやすいんだろうと期待に胸を膨らませていた。
天気の悪い6月だけど「曇の今日なら乗れる!」
行くしかない。この貴重なライドオポチュニティを逃すわけには行かない。
そして乗りだすと楽しい楽しい。
今までは、ある程度スピードの出ている状況で段差を超えると手のひらに突き上げてくる振動でしびれも感じることがあった。
でも気のせいかそれすら感じない。振動はあるけど痛いと思うほではなかった。
シートへの突き上げもプラセボ効果だとしてもマシに感じるほどだ。
「あぁ手を油まみれにして整備しただけに、楽しすぎる最高だ。
どんな悪路でもこれなら走れるんじゃないか?」
ふと心に湧いた好奇心は、すぐに過信へと変わり、アスファルトが割れたり凹んだりしている凸凹道へとハンドルを切った。
普段なら避ける道だけど、今日はカーボンパーツで武装したロードバイクだ。
「振動なんて怖くない」
そこそこのスピードでその道を走りきったあと、嫌な振動が後輪に走る。
「これは・・・パンクだ。」
そう理解するのに数秒もかからなかった。
以前夜道を走って段差に乗り上げパンクした時と同じ感じの違和感。
すぐに停車し確認すると、見事にパンクした後輪。
そういや出る前に後輪の空気圧ちょっと足りない雰囲気だけど街乗りだしへーきへーきとか思ってたな。なんでそんな整備不良な状態で悪路走ったんだろ。しかもチューブ交換の用意すら持ってきてないと後悔しながら、近場の自転車屋で修理し帰路につく。
ロードバイクは悪くない。整備不良のまま乗った自分が悪いんだ。
乗る前に空気圧は確認しようそう心に誓う出来事であった。