海外通販でカードを買った話
リアル店舗やネットショップを探し回っても、欲しいカードが売っていない。売ってても枚数が揃わなかったり、そんな値段で買いたくない。このような経験は、私のカードゲーム人生において何度かある。
「あのデッキ組みたいな!せっかく組むならバージョンはこだわりたい。」
どうせ組むなら採用するカードのバージョンやイラストに拘りたくなってしまう。
今回組もうと思ったのレガシーのバントコントロール。
このデッキにはパイオニアやモダンで使えない自然の怒りのタイタン、ウーロが採用されている。
個人的にウーロはテーロス還魂記のイラストよりもSecret Lairのイラストを使いたい。
枠もイラストもそっちのほうが好みだ。
ないウーロがどこにもない
しかし買おうとした時、どのネットショップにも必要枚数がなく、1枚あったとしても6000円程度で、とても買いたい値段ではなかった。
どうしてもSecret LairのNon Foilのカードを使いたいと悩んだ末、英語版のカードだしCard kingdomにあるんじゃないか?と見てみると案の定在庫があった。
立ちはだかる問題は価格。1枚約40ドルで3枚ほしいから120ドル。それに送料が加わり127ドル。購入当時のレートで日本円換算17700円。日本で6000円で3枚買うのと変わらない。だけど日本には3枚買える場所がない。
しかたない覚悟を決めよう。
支払いなんかはPaypalアカウントでも持っていれば簡単チェックアウトできるけど、海外通販のめんどくさいところは住所入力だ。書き方も違うし合っているかもわかりにくい、本当に届くのかと不安になる。
住所の表記方法が日本語と英語でどう違うかと言えば・・・
日本の住所表記だと例えば、「〒540-0002 大阪府大阪市中央区大阪城1−1」のように郵便番号、都道府県、市町村、番地という順番になる。
しかし英語での住所表記では、「1-1 Osakajo, Chuo Ward, Osaka, Osaka Prefecture 540-0002, Japan」こんな感じで日本語表記の逆順となる。
まるで英語と日本語の文法の違いのように逆表記だ。
住所入力の仕方が違う。それだけでハードルが高く感じてしまう。
そんなめんどくさい住所入力をサポートしてくれるサイトもある。
英語変換した住所を打ち込み、支払いはPaypalで済ませて後は待つのみ。最近、ドイツからギターを輸入したときは5日で届いたから、カードなんて軽くて小さいものはすぐ届くだろうと思っていたら全然届かない。
3月21日に注文し、発送は24日。12日間ほどアメリカから離れることが名残惜しかったのか4月4日に日本に到着し、4月6日に無事到着となった。
海外特有の内面にプチプチな頑丈な封筒と頑丈なプラケースに守られ、無傷の到着。やっぱりこのウーロは良い!2週間待ったかいがあった。楽しいレガシーライフが待ってるぜぇぇぇえええ!!
1枚約6000円で高いけど、日本には在庫なかったし良い買い物したな。どうせ在庫がないはずのネットショップを眺めながら、最高にクレバーな自分の買い物に酔いしれようとした瞬間目にしたものは・・・。
安っす!?
2週間も待たなくて良いし、ここなら買いに行ける店で在庫が復活しているし安い!!なんてこったい。
これから始まる楽しいレガシーライフを彩るカードになるかと思いきや、見るたびに下手な買い物をした記憶をフラッシュバックさせる呪いのカードとなってしまった。
海外通販なんてもうこりごりだー。
たまたま届いた日にネットショップを除くと安い値段で入荷していただけで、購入時は在庫なかったんだからしょうがない。
円安のせいであまりお得感を感じることはできないけど、日本のショップにはないカードを買うことができるから、海外通販でカードを購入するという選択も合って良いのかもしれない。