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希死念慮のある35歳独身フリーランスがステージIV肺癌になって詰みかけている話
ある朝突然血を吐いてから3週間になります。2024年1月12日、正式に肺癌の診断が下りました。
このnoteを読もうと思ったあなたは、おそらく好奇心の強い方なのでしょう。もしくは、ご自身か身近な方が癌闘病中、あるいはサバイバーなのかもしれません。いずれにせよ、はじめまして。たかなしと申します。地方都市でフリーランス翻訳者として生計を立てています。
私がこれを書いているのは、主に表題の経験を小銭に変えるためです。非常に個人的な経験を記述する以上、それをタダで消費されたくはないという偏屈な気持ちもあるのですが、何よりもこの3週間でかかった医療費、そしてこれから長きにわたってかかるであろう医療費があまりにも高額で、不安に苛まれています。もともと双極性障害とADHDを持っており、現在鬱期の真っ只中で、翻訳の仕事量を抑えている中での癌判明でした。ですから、金銭的にも心許なく、やや珍しいこの体験が少しでも収入の足しになれば助かります。
とはいえ、私も素人ですので「お金を払って読む価値があった!」と思っていただける文章をご提供できるかは自信がありません。結論だけ知りたい方や長文が苦手な方、がっかりを避けたい方のために、以下に本稿の要点をまとめておきます。それを読んだ上で本文を読みたいという知的好奇心の塊のような方と生活困窮気味の癌患者にカンパをしてやろうという優しい方は、ぜひご購入をお願いいたします。また、死に触れる記述もありますので、ご自身のご状況やご体調によっては辛い気持ちになってしまうかもしれません。ご注意ください。
本稿の要点
肺癌は進行が早く、相当進行してもほとんど症状が出ない
普段から希死念慮があると癌告知にそんなに動揺しない
癌は検査費用だけでもめっちゃ高い(けど公的扶助もある)
悩みどころは余命 vs お金&時間の使い方
フリーランスや非正規雇用者は自腹でも健康診断に行こう
以下が目次になります。
よろしいですか?それでは始めます。
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