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写実主義とは
毎年恒例のお正月の家族でお出かけの2軒目は、ホキ美術館へ行きました。
ホキ美術館は、写実絵画専門美術館です。写実絵画とは、画家が見たままにその存在を描いた作品です。それって、絵じゃなくて写真でいいのではと頭の中をよぎったのですが、実際に絵を間近で見て考えを改めなくてはと思いました。
写実絵画は、絵を描く人が何ヶ月も絵と向き合い描かれます。何ヶ月も向き合い完成した絵に描かれる人や風景は、そこに存在するかのように今にも動きだしそうな気配がします。
海の風景でしたら、波が音を立てて打ち寄せてくるように。滝の風景でしたら、水が岩を穿つ音が聞こえ、水しぶきが目の前をはねるように感じるのです。
人でしたら、そこにいて自分にほほえみかけてくれているように感じるのです。
もしかしたら、写真以上に多くのことを絵を通して物語ってくれているのかもしれません。写実絵画専門の美術館に行くのは初めてでしたが、とてもおもしろかったです。