![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35317081/rectangle_large_type_2_45e4c5f7297ae3667eff0884b7dc6902.jpg?width=1200)
TCKとか洋行帰りとか。
先日、友達とLINEでチャットした。彼女は今、ニューヨークに住む両親と同居中。
今年の夏は、コロナもそうだけど、トロピカルストームによる大停電で大変だったそうな。ホーチミンの愛しきあばら家でも、停電は日常茶飯事だったが、流石に数日間は続かなかったのを思い出す。あっても数時間。
ベトナムで仕事探そうかな、とおっしゃる。お、ついに東南アジアに来る気になったのかと聞くと、アメリカ以外ならどこでもいいと。ああ、私も日本以外ならどこでもいいな。困ったもの同士だ。
他言語話者で、ダブルパスポートを持ち、幼少期からヨーロッパとアメリカを行き来していた彼女のような人を、third culture kidということもあるそうな(彼女はもうkidではないが)。複数の国で、特に苦もなく生活できるが、どこかで疎外感、どこにも所属していない感覚、を持つ人々。
これをテーマに数年前、彼女はDenizenというオンライン雑誌に寄稿していた。
あちこち海外に住んでいたものの、日本に生まれ、専ら日本で育った私でも、帰国するとなぜか居心地の悪さを感じる。自己中心的?批判的?我が強い?そして自己嫌悪(最近は開き直ることが多いが)。
こういう人は他にもいそうだが、どんな区分に属するのだろう。昔言葉で「洋行帰り」というやつか。分類名がわかれば少しは楽だろうか。いや、変わらんだろうな。
飛行機に乗って、どこか行きたいねえ。