台湾華語の試験TOCFL C1(流利級)に合格した話〜読解対策編〜
2024年8月25日(日)に台湾華語の試験TOCFL C級を受験してきました。この度、C1(流利級)に無事1発合格できましたので私が行った勉強を紹介していきます。B2合格から約6ヶ月でC1に到達しました。現在日本に住んでおり、勉強時間は週2回、週6時間ほどです。
◎TOCFLについて
まずTOCFLとは?台湾の国家中国語能力試験推進委員会による、中国語を母語としない人向けの台湾華語能力試験です。中国語の試験では、HSKや中国語検定がメジャーではあるものの、中国語を繁体字で勉強している人や、台湾に留学される予定のある方は是非TOCFLの試験も受けてみましょう。
受験レベルはBandA~Cの中から選択し、獲得した点数によって
◎BandA→不合格、BandA1合格、BandA2合格
◎BandB→不合格、BandB1合格、BandB2合格
◎BandC→不合格、BandC1合格、BandC2合格
という風にランク付けされます。
◎TOCFL対策の参考書、全然ない問題!!
実はTOCFL対策の参考書は本屋さんに行っても、全く見当たりません・・。PAPAGO遊学村が出しているBandA1, A2向けの参考書はあるものの、それ以外の参考書がほとんど無いのです。
◎使った参考書は1冊だけ!
私がTOCFL C1対策で使ったのは「時代華語4」という教材です。こちらは、台湾の7大学の付属語学学校が協力し作成した、最新華語教材シリーズです。TOCFL試験の出題範囲に合わせて初級から高級まで順番に学習できるようプログラムされています。最近、台湾の語学学校ではこの教科書を使っているところが多いです。私が以前語学留学していた台中の逢甲大學でも使われていました。
◎参考書のお値段は?
私は台湾にいた時に、将来勉強する用として大学内の本屋で買いました。特に9月は台湾で「開學季(新学期が始まる季節)」と呼ばれる時期にあたり、大学内の本屋では割引セールが行われることも多いのでチャンスです。定価は980元(2024年9月時点で約4500円)ですが、日本の代行サイトでこの参考書を買うと、6000~7000円します!
◎参考書の使い方
全16課で構成されていますが、私は第1課〜第11課まで使いました。以下は私が行った参考書の使い方です。6ヶ月間かけ(週2回勉強)、第1課〜第11課までをゆっくり終わらせました。
◎過去問は・・・解いてない!
私は時間がなく過去問は一切解いていません。TOCFL公式サイト(台湾版)から、無料で模擬試験がダウンロードできますので興味のある方は見てみてください。
◎最後に・・・
今回紹介した参考書は「時代華語」でしたが、台湾の語学学校に留学していた方は「當代中文課程」「新版実用視聴華語」などを使っている方も多いとおもいます。どの参考書でも大丈夫です。大切なのは、1つの参考書をボロボロになるまでやり込むこと!何度も何度も同じ参考書を繰り返し勉強しましょう。