ほどよい疲れ。
小学校の時、友達のお母さんが
「これから布団に入って寝るぞー!」
って瞬間が一番幸せな毎日を送りたいって言ってた。
その時は、(ふーん、そんなもんなのかな、大人は。)くらいにしか思わなかったけど、
また別の時にも、そのメッセージはお目見えした。
たしか誰かの本を読んでいる時、
「まくらに頭をつける瞬間が一番幸せ」と思える日は最高!
みたいなことが書いてあった。
いまならわかる。
わかりみがふかい。
寝る直前が一番好き、というのはなにもへんな意味ではない。
好きなことをせいいっぱいやって、毎日勤勉に働いて、
爆弾が落ちてくる心配もなければ、明日の朝食べる食パンはギリ用意できてて、なんとか生活を回していけてる。あったかいお風呂に入れて、家族もあったかいお風呂に入れる。
その中でもささやかに悩みや苦心も愛しくあったり、
世界中に感謝したいようなひとときがおとずれたり、
脱稿して急に誇らしい気持ちになったり、
また1から新しいものを作っていく時の所在なさや衝動、
それらも背負って自分の選んだ道を、のっしのっしと歩いている。
のっしのっし行くと、たまにつかれる時もある。
そこも励ましてのっしのっし行く。
のっしのっし帰宅して、子どもの寝顔を見て、ただただ満足する。
なにもない自分だけど、こんな寝顔を見れたりする。
僥倖。
だから、自分もあともうひとふんばりができる。
そんな夜はありえないくらいうつくしい時間が流れる。
さて、ここまで書いたから寝ようかなって思ったけど、、、
いま枕に頭をつけても、幸せだぁ~という気持ちにまだならなそうな気がするので、ほかのものも書いてから寝ます。
おやすみなさい、の予約だけしておきます。
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