小さなときめく宝物
物を触ったときに「ときめき」を感じるかどうか。
少し前に大ブームになった近藤麻理恵さんのKonMari Methodだ。ちなみに英語ではSpark Joyと言うらしい。どちらにしても、かわいらしい表現だなと思う。この「ときめき」だが、私の場合だとお土産を買うときにとても大切にしている感性だ。
初めてこの「ときめき」をお土産に感じたのはイギリスのロンドンに行った時だった。イギリス土産の定番と言えば、紅茶やショートブレッドといったところだろうか。あとはマグカップとかマグネット、ポストカード等、その国の柄をモチーフとしたグッズも定番だ。これに関してはどの国にもあると思う。
当時私は中学校2年生で、正直自分が何が欲しいのかも分からなかった。知人に「これ欲しい!」と言われた物を探して、ついでに自分のお土産にしてしまおうという感じで、あまりお土産に対して興味がなかったのだ。そんなとき、ふらっと立ち寄ったお土産屋さんで一目惚れしたものがあった。それは近衛兵の置物だった。ただの置き物なのに、それを見た瞬間に、ぽっと、胸の奥底でろうそくの火が灯ったかのように、心が暖かくなった。
わぁ、かわいいな。って。
これをきっかけに、小さいものには目が無くなってしまった。ことあるごとに、旅先で出会った小さくてかわいいものに、うちに来る?と聞いて、うんそうしようかなと、同意してくれた子を連れて帰っている。どう同意したか分かるか?それはフィーリングである(なんとも便利な言葉だ)。
ちなみに小さくてかわいいものならお土産に限らず好きである。小さな焼き菓子、和菓子、タパス、おせちとか(全部食べ物になってしまいました)。ちいかわも好きです。
ただ困るのは、家にいるねこに時々狙われていることである。クリアケースに入れる等、いくらでも対策はあるのだが、物であってもどこかに閉じ込めることはあまりしたくない。できれば自分の部屋が欲しいところだが、それはまだ先になりそうだ。
どうしたものか、悩ましい。
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