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なぜ働くのか。自分にとって仕事とは?

働く理由は色々ある。

もちろん、お金を稼ぐこと。
それから、やりがいとか生きがいとか、目に見えないこと。
社会と関わっていたいと言う人もいるかもしれない。

仕事をしていると、結構波がある。
何もかも上手くいかなくて、辞めたい気持ちになる日もあれば、根拠のない万能感に溢れている日もある。
重い身体を引きずる朝もあれば、やることで頭がいっぱいで、急いで歩く朝もある。

コンディション色々の中で、それでも働く理由が、それぞれの人にあると思う。

例えば私。
私は、社会に貢献したいと思っている。
嫌なことがあっても、やっていることが誰かの役にたっていると信じることが、自分を支えている。

お金ももちろん大切だけど、それだけだと、見合った給料は貰えていないと思うし、もっとプレッシャーが少なくて給料が高い仕事もあるような(ないかもしれないけれど)気がする。

でも、家庭のある男性社員に聞くと、全く違う答えで驚く。
多くの人は、「家族を支えるため」と答えるのだ。
やりがいとか、自己実現とかは二の次で、とにかく自分には働いてお金を稼いで家族を養うという責任があり、それを果たさなければならないとのことだ。

「そんなこと当然じゃないか」という声が返ってきそうだが、私は正直驚いた。
賃金格差はまだまだあるものの、共働きの家庭がかなり多い中、そんなに大きなプレッシャーを感じつつ、働いているなんて。
家族を養う責任は、夫婦双方にあるだろうに。
もちろん否定するつもりは全くないし、それが日々の活力となるのなら、歓迎したい。
ただ、性別役割分業の意識は、女性だけじゃなくて男性にも根深く浸透しているんだなぁと感じた。

私だったら夫には、やりたいことがあるならやってほしい。一度の人生、後悔してほしくはないし、金銭的不安だったら、自分が無理をしてでも働く。
男性たちの言っているのは、そういうことではないのかもしれないけれど。

とにかく、会社で働いていると楽しいことばかりではない。
むしろ、何でこんなこと私がと思ったり、理不尽にクレームを言われたり、イライラすることも多い。
それでも何とか自分の意見を飲み込んで、組織の利益のために働く。(本当にこれ利益になるの?と思うこともかなりあるが)

だから何かしら、自分にとっての働く意味や、この仕事をする理由というものがあると思うし、持っていたい。
私は会社員なので、働くことに一週間のうち5日も、一日8時間以上も費やしている。
惰性で過ごすには、人生のうち、あまりに多くの時間を占めている。

とはいえ、いつか南国に移住して、好きなことをしながらゆったりと日暮らししてみたいなぁとも思っている。
そんなことを夢想しつつ、明日も5時に起きて、眠い目をこすりながら会社に行くのだろう。




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