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一年ぶりの出張で愛知県知立市に行ってみた(続編)

3 名古屋駅の喧騒(と失敗談)

  名古屋駅で新幹線を降車して、いざ名鉄名駅(なぜか愛知県とりわけ名古屋周辺の人々は名古屋駅のことを「名駅」と言うらしい)をめざそうと、さっそうと新幹線改札口をスマートウオッチのタッチで駆け抜けようとしたその瞬間!

 警報音とともに、行先を遮るバー状のものが出現して私の全身を遮るではないか

 あれ?JRご自慢の「EXアプリ」で数日前に確かにチケットを購入して、データを交通系カード(私の場合はPASMO)に指定・転送し、それを確かにスマートウオッチのウオレットに送ったはずなのに?

 まあ機器のエラーもあることだし、「もう一度」トライするも結果は同じ。

 周りで皆の注目が私に集中し、顔から火が出るほど恥ずかしい目に。

 堪らず、駅員さんに泣きつくと

 お客さん、PASMOが二枚登録されてますね。どちらか一枚しか指定できないのでエラーが出たんですよ

 と何食わぬ顔で説明してくれて初めて「ああこれか」と思い当たるフシが頭に浮かぶ。

 実は、今回の旅行前にいつも使っていたPASMOのカード情報がスマホのウオレットにも(当然ながらスマートウオッチのウオレットにも)見当たらなかった(スマホを交換していたのを失念)ので新規にPASMOを登録したのにその後スマホをいじっていたら昔のPASMOデータが出てきたのでついでに追加していたのだった。(結果的にスマートウオッチのウオレットにPASMO情報が2件滞留)

 購入した新幹線のチケット情報(EX情報)をどっちのPASMOにいれたかわからないままタッチして改札を出ようとしたので遮断されたことが原因とわかった。
 チケットデータを古い方のPASMOに再指定して何とか改札を脱出したが、周りからは好奇の眼差しでじろじろ見られるし幸先悪い名古屋入りとなりました。(恥ずかし!)

 ※ 復路は、上記の失敗を踏まえ乗車前に古い方のPASMOをカード指定して難なく改札口を出入りできたことをご報告しておきます。

おまけ(小市民の杞憂)

 名鉄名駅から知立駅までは豊橋行き特急に乗車するのが最短(所要約20分)だとググっていたのでその列車に乗ろうとしたのだが、
名鉄名駅の乗車区分(普通、急行、特急)の表示が不明瞭で田舎者には

 一体どこに並べばいいのか?がわかりにくかった。

 足元の色分けされた区分(ライン内)に並ぶのは、京急品川駅のそれとよく似ているのだが、

  行き先が多数ありすぎるのとラインの色が紛らわしいので列車が来るたびに駅の壁に表示される通過駅を確認してから乗車しなければ、あやうく全く別の列車に乗車してしまい目的地の知立駅に到達できない虞もあったので、ここは非常に気を使った。

  挙句、並んだ列を何度も変えようやく四度目にして目的の列車に乗車できた。

  豊橋行き特急列車では知立までは
   金山駅と神宮前駅
を通過するのだが、金山駅からどっと人が乗ってきて列車内は東京の通勤列車なみの混雑となる。

  前期高齢者である私はなんと誤って座席に座ってしまったので、

  これは知立駅で降車する人が少ないと座席から出口までの人込みをかき分ける間に列車が発車して結果乗り過ごしてしまうのではないか?

 という田舎者特有の心配性が頭をよぎり、神宮前から知立駅までの道すがら終始どの人とどの人の間あるいは後ろをどのようにすり抜けて(しかも旅行鞄を持ったまま)出入口までたどり着くか?という要らぬ頭の使い方とシミュレーションを余儀なくされてしまうので車窓からの景色を楽しむどころではない。

 が、結局何のことはない、

私が乗った豊橋行き特急列車は知立駅で大量の乗客を吐き出す結果

となったので私はその流れに乗って難なく脱出できたという顛末であった。

 知立駅がまあまあ都会で良かった。
  
 田舎者の小市民の杞憂は無駄骨だったというお話。

 次回は完結編(知立編)です。

 

 

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