ウクライナ情勢の今後について
2022年2月24日のロシアによるウクライナ進攻から早や二週間余りですが、停戦の糸口も見つからず、多くのウクライナ市民が多大なる被害を被っているという現状に変わりはありません。
今後このウクライナ情勢がどういう展開を迎え、どういう結末を迎えるのか?について考察してみました。
1 仲裁国が名乗り
本日 3月13日現在での情報ですがこれまで仲裁の意思表示或いはそういう情報を流している国々は私の知る範囲では
中国、インド、イスラエル、ベラルーシ、フランス
の国々くらいでしょうか。
これらの国々のうち
中国、インドは国連安保理決議でロシア非難について棄権票を投ずるなど中立の立場を強調しているようですが裏ではロシアとの関係が深いことは良く知られています。
また、イスラエルは西側寄りでベラルーシはロシア寄りということでそうなると消去法で言えば現在出揃っているプレーヤーの中で現実味のある仲裁役はフランスくらいでしょうか?
2 経済制裁の効果の「真偽」
SWIFTシステムからロシア国内の7銀行を外したのは昨日3月12日からだとうこと及び外されたのはロシア国内全ての銀行ではなくて最大手のズベイルバンク、ガスプロムバンクは除外されているという事実は過日拙稿で既に発信しているとおりです。
では「経済制裁」の名を借りたSWIFTシステムからのロシア銀行除外という措置はどれくらいの効果があるのか?実際ロシア経済に多大なる影響を与えうるのか?
実際には「経済制裁」とは名ばかりで実はこの制裁によって漁夫の利を得ている国々が存在するのではないかと考えられないでしょうか?
実は経済制裁を仕掛けた方に利益を生むような、世界の人々があっと驚くような「どんでん返し」が待っている気がしてなりません。
それは何か?
3 ゼレンスキー・ウクライナ大統領の本心
ゼレンスキー大統領は、ご存知のとおりユダヤ系民族です。
ユダヤ系という言葉ですが元々はローマ帝国により一旦滅ぼされたユダヤ教徒が世界中に散らばりそれぞれの国々で世代交代を重ねてきているので現在存在するユーラシア大陸の国々にユダヤ系民族、ユダヤ教徒の流れをくむ人々が多数いることは不思議なことではありません。
ユダヤは宗教でつながっているという観点からみると「自分は最後の一人になってもロシアには屈しない」「最後まで戦う」などと勇ましいコメントを連発しているゼレンスキー大統領が今後大勢の犠牲者を尻目にスタコラとウクライナを捨ててポーランド或いはイスラエル辺りに亡命するというシナリオは荒唐無稽の話ではありません。
検証はしておりませんが、「ゼレンスキーが蓄財を他国に移した」「ドイツ等NATO各国及び米国がゼレンスキーに亡命を勧めている」という怪情報も漏れてきているところをみると「火のない所に煙は立たぬ」ではないかとも推察できます。
4 ウクライナ情勢をしかけて誰が得するのか
現在の状況は、ロシアが一方的な悪者としてシナリオが進んでいるようですがここで冷静になってこれまでの推移を分析してみると
◆ ロシアの進攻を煽ったのはだれか?
ゼレンスキー然り、米国然り、NATO然り
◆ これまでの戦況でロシアを苦しめる最新鋭の武器を供与して「漁夫の利」を得ているのはどの国か?
対戦車砲のジャベリン、対空砲のスティンガー、無人機などを供給している米国、ドイツ、トルコ
◆ 経済制裁の名を借りて欧州から大量の資金を集中させ多額の外貨を得ているのはどの国か?
などなどオールドメディアが報じているステレオタイプの情報とは違った観点でこのウクライナ情勢が見えてきませんか?
元々米国は戦争抜きには反映できない特長を持った歪んだ国是の国家で、これまでイラク戦争ではありもしない大量破壊兵器をでっち上げ、挙句の果てに民間人を大量に虐殺しておきながら、現在は国連安保理で「ロシアが核兵器や生物化学兵器を使用するという情報がある」など発言するなどこれまで自国が犯してきた過ちを棚に上げてロシアを一方的に攻撃する姿はなんともいびつに見えます。
5 結局いつ頃終息してその後どうなるのか?
この問いに対する回答を現在持ち合わせていないので、当面は長期化になるであろうとの演繹を残しつつ、今後の推移を見守ることとしたいと思います。いずれにしても、この事態を冷静に観察している中国が今後軸足をどのように移し台湾問題にどのように取り組んでくるのか?
尖閣諸島問題で我が国と今後どのように対峙してくるのか?
予断を許さない状況はまだまだ続きます。