罪の声
結局事件加害者、被害者が死んでもその家族は永遠に傷を負い続けると痛感した小説だった
最後の章の展開は真実を明らかにしたいと思う記者への没入感が凄まじかったね
夫が起こした事件によりバラバラになった加害者の妻と息子(B)とを真実を明らかにして会わせる展開は良かったね
そして主人公の伯父も同じ事件の加害者であるという設定
主人公とBの共通点は「犯人が残した録音テープに子供時の頃だった二人の声」が入ってるというところ
加害者の親戚でも主人公は恵まれた人生を歩み、Bの家族はバラバラになった
恵まれた人生を運良く歩めた主人公はこの事実に気づいたとき辛かっただろうな