1990.8.17 第21回国際数学者会議記念
Noteで数式表現を実装する取り組みが記事になっていました。KaTexという数式組版ライブラリを使用してWebページに数式を表示するようです。
しかもプレビュー機能付きというのがいいですね。Texでは\や{など、いろいろな記号を複雑に組み合わせて書かないといけないので、初心者は間違いも多くエラーを地道に修正する必要があるのですが、その場でプレビューを確認できると書きやすくなります。一日も早く一般リリースされることを期待しています。
第21回国際数学者会議(ICM)は1990年8月21日から29日まで、世界76か国から4,000人近くの参加者が国立京都国際会館に集まり盛大に開催されました。森重文先生が「3次元代数多様体における極小モデルの存在証明」により、20年ぶりにフィールズ賞を受賞しました。
右上の石灯籠は主催地である京都の「京」を模したもので、京は数字としても10の16乗を意味しています。また中央には星形五面体を配置しており、いずれも当時中央大学理工学部に在籍していた青木一芳氏の応募作品を参考に図案化されたそうです。確かに、代数多様体はデザインしにくいですよね。