『仕事はスピード重視』の本音
こんにちは😊繁盛工房です。
これは僕の実体験です。
スピード重視が本当に必要か、なぜなのか?について書きます。
今と違い完璧主義を目指してた新卒君
ゼネコンの現場監督として社会人デビューした僕は、
何でも自分で完璧にこなせるのが『出来る人』と
思ってスタートしました。
でも直ぐに気付きます、気付かされます。
あんな大きな建物を自分一人で出来るわけがない!
そして、
自分の仕事・役割を完璧にこなすことを目標に
していました。
以前の自己紹介でも書きましたが、
最初の3ヶ月は本当に掃除しかしていません。
事務所の掃除、現場の掃除。ひたすら掃除。
次は職人さんと一緒に現場作業、
大工、鉄筋、土工、左官、内装、外装、電気、水道…
一年目は、ほぼ職人の弟子として作業してました。
二年目からはガラッと管理する側に回り
一切現場作業には手を出さないで仕上げる。
やることは変わっても完璧を目指すことには
変わりませんでした。
でもある時、
締め切り間際になって受けたチェックでダメ出しを
受けました。それも大きいダメ出し。
僕の基準では合格でも、
上司の基準では、全くダメ!という結果。
『なんで?』と思いましたが、
説明きいたら圧倒的な知識経験不足を痛感。
締切に間に合わせるため、
多くの職人さんに残業してもらい直しました。
これは早い段階で、チェックを受けていれば、
回避できたことなんです。
それからは、『自分の完璧』は完璧ではない。
ことに気付かされました。
自信家、プライド高い人に多いです
指導する側になって、たくさんのタイプをみた。
完璧を目指すタイプは成長が遅い。
僕の若い頃に似てるんですよ。
自分の完璧が正解だと思っているんです。
どこかで気付く、気付かされると
変わるんですが、そのままだと成長しません。
例外はあります。
圧倒的に物量をこなし正解と不正解を
経験していくタイプは速いですね。
僕は部下、後輩に仕事を依頼する時、
『期日の前に8割で出す』と教えてました。
新卒には『5割』と言ってました。
スピードが上がれば印象も良くなる
上司は部下が一発で合格するものを持ってくる
なんて思っていません。
必ず、直しが入るんです。
そこで、
『まだ6割なんですがチェックお願いします』と
持ってくると見てくれますよね?
そこで『中途半端なもの持ってくるな』と
怒る上司はちょっとマズイですが…
上司は『おっ張ってるな。』
と心のなかでニヤついてますよ。
そうして期日前に何度かチェックしてもらって
いくと、完成までも速いし、
印象も良くなるんです。
例えば、
10日間の期日がある仕事で、
・5日目から取り掛かり、期日前日に10割の
つもりで出してあわてて大幅に直しになる人
・翌日から取り掛かり期日5日前に6割で出し、
3日前に8割、前日に10割とする人
どう思いますか?
作業日数で見ると前者は5日間しか作業してないので
コスパが良いと思いますか?
後者の何度かチェック受けることで、
精度が上がるだけではなく、
考え方や手順を学べる分、次に活かせることが
増えている=成長が速い!と思いませんか。
まとめ
スピード重視とは『仕事を短時間で速くこなす』
という意味と、『早く取り掛かる』があるし、
『速く成長できる』という
副産物を得られることに気づいて欲しい。
スピードは短期間で出来るスピードも重要ですが、
期日の数日前に出すスピードの方がもっと重要。
時間がかかると思っている人は早い段階から
取り組む工夫をしましょう。
物量こなしていけば作業も速くなります。
最後まで読んでいただきまして、
ありがとうございます。