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ひとり広報が社会を変える

繁盛タイムス編集長・思案橋わたること、田中康雄です。
伝わるNEWSトレーナーという肩書でも活動中です。

このところ「ひとり広報」という言葉がだんだん広がっています。
売上に直結する広告と違い、広報は売上反映されるものではありません。
その効果がなかなか目に見えず、大手企業でもひとり広報が多いのが現状。

さらに広報活動では知見を蓄積することが、なかなか出来ない。
何とかテレビに出ることができた。新聞に取材してもらった。
単発取材はあっても、それっきり。

時間の経過とともに、どんどん忘れ去られて…
後任はすべて最初から試行錯誤しなければならない。
それは成果物や露出機会をコントロールできる広告と違い
メディアを一切コントロールできない広報の宿命でもあります。

なんのツテもなく、技術もなく、指導してくれる先輩もいない…
たった一人で起業して孤軍奮闘する個人事業主も「ひとり広報」です。

「ひとり広報」さん。おまたせしました。
あなたは決してひとりではありません。
なぜなら、多くのひとり広報は、ほぼ同じ状況なんですから。

広報PRって、99%手探り状態が普通だし
こうすれば必ず成功するという、やり方は存在しません。

でも、必ず成功できる考え方、そして、あり方は存在します。
そしてそれは、一朝一夕に身に着くものでもありません。


それは、見える努力と見えない努力で少しずつ積み上がります。
ときにはボディーブローのように、あなたの内面の奥の奥まで到達し
ときには鍛えられた筋肉のように、まわりを社会を動かすチカラに変わる

広告で社会を変えられるのは潤沢な予算を持つ大企業に限られますが…
広報は事業規模に関係なく、社会を変えるチカラを秘めています。

それがいつ実現するかというと…
騙されたと思って広報PR活動を
夢中になって続けていくこと。

ある日、ふと氣づくことでしょう。

今年の漢字、佐世保バーガー、ひこにゃん、うどん県…
どれも聞いたことがあるし、年末になったら
今年の漢字は何だろうと、あなたも氣になるでしょう?

すべては殿村美樹さんというひとりの女性が
わずかな予算だけで成し遂げた広報活動の成果です。

エア・ウィーブ、バーミキュラ
浅田真央さんが使ったことで徐々に口コミが広がり
今や多くの人が知る寝具や伝説の調理器具も

笹木郁乃さんというひとりの女性が
わずかな予算だけで地道な努力の結果、
成し遂げた広報活動の成果です。

わたしが広報に目覚めたのは1972年。小学3年生でした。
ただただ、ガリ版でつくる週刊新聞を発行するのが楽しくて楽しくて
父の名刺を借りて画用紙とボールペンで名刺らしきものを作り
アポイントなんて概念はないから大人がいる面白そうな場所に突撃。

もちろん、子どもの来るところじゃないと叱られることもありました。
でも多くの大人が、最初はびっくりしても笑って付き合ってくれました。
今からさかのぼること52年前。私の広報活動の原点です。

50年以上、正式の就職以外のバイトも含めたら
いろいろな職業を体験してきました。

小学生時代の新聞配達、店頭販売、ポップ書き、宣伝車で呼び込み
中学生で電気店の修理補助員、家庭教師(笑)
高校生で土木護岸工事、電動ドリル部品製造、スーパー店員
大学生で動画カメラマン、新聞社編集局雑用、執行官補助員…
その後、陸上・航空自衛官、保険外交員、地上げ屋、半導体工場…
どの職業にいても「無意識に広報活動を続けていた」わたしです。


なぜなら、広報PRって… 
めちゃめちゃ楽しいから。やめられないんです。( ´艸`)

今、広報の意味そして意義が大きく変わろうとしています。
それは広告の効果が、かつての輝きを失ってきているから。
そして広告のあり方、やり方も大きく変わってきています。

広報関連メディアでも、ひとり広報が大きく取り上げられています。
それほど、ひとり広報の存在意義が大きくなりつつあります。

だから、ひとり広報さんを応援したい。
ひとり広報のためのワークショップイベントを
近いうちに開催しようと計画中です。


使用する公式テキストは
古土慎一著「ブランド名刺のつくり方・使い方55のルール」
6年前に出版された本ですが、今年4回目の増刷になりました。


なぜ名刺の本がテキストなのか…
それは本書が名刺にかぎらず広報PR、さらには
ビジネス全般に通じるからです。

ところで、プレスリリースのつくり方は
書籍もたくさん出ているし
セミナーもたくさんありますよね。

その中で氣をつけるべきことがあります。
それは…

マーケティングの知識


マーケティングの知識は広告には役立ちます。
そして、知っておくべき知識です。
それは間違いありません。

ただ…

時代は刻々と変化します。
いつの時代も例外ではありません。
明治維新の激動も今と同じ
激変する国内外の情勢と
時代や社会の常識の変化
そのスピードに飲まれるかどうか…

ある意味、現代と同じでしょう。

広報PRの位置づけはますます重要です。
そして、時代の変化により
やり方は変わるところも
変わらないところも
どちらもあります。

広報PRに必ずしもセンスは必要ありません。
しかし、センスが問われるのも広報PRです。
広報PRは、そういう内部矛盾を孕むのですが…

めちゃくちゃ面白いですよ。

その面白さとは

マーケティングの知識が邪魔になる。

と同時に…

マーケティングの知識が役に立つ。


なんじゃそりゃ?
と思うでしょ?

そこにセンスが必要になるんです。

ただ一つ言えることは
広報活動は誰でもできます。
そして誰でも成功できます。

成功できる人は常勝です。
できない人は負の連鎖です。

なぜそうなるかは明白。
やり方ばかりに目がいって

一番大切な
あり方を忘れているから。

広報PR活動は
あり方が9割なんです。


前回、PRセミナーを開いてから
8年以上が経過しましたので
そろそろ令和版をやりたいなあ… 
と思っております。

偉そうなこと書いてごめんなさい。
今年中には第1回やりますから。
氣になる方はチェックお願いします。