見出し画像

なんで広報PR活動費は通らないの?

ひとり広報のあなた! 
お元気ですか? 
心、折れていませんか?

ひとり広報カウンセラー
思案橋わたるです。

今日は
「なんで広報PR活動費は通らないの?」
というお話を。

この内容は多くの広報さんが痛感する課題でしょう。
活動費の何倍もする広告宣伝費は、
なんやかや言っても通るのに

広報PR活動費は、
どんなに少額でもなかなか通らないと。

そのお氣持ち。すごくお察しいたします。

理由はおそらく、
あなたもよくおわかりのことでしょう。
そうなんです。

費用対効果が予測しにくい。

これが一番の理由であることは想像できます。
そりゃそうですよね。

広告費は
成果物に対してかかるコスト

それに対して
広報PR活動費を出そうとすれば言われること。

成果物はなんやねん?
テレビに出られるんか?
いつ新聞に載るねん?

あなたの上司は
これをガンガン言ってくるでしょうね。
そりゃそうですよね。

会社ですもん。営利団体ですからね。
利益上乗せしてコスト回収
これが会社の事業ですから。

じゃあ~!
広報PRが成功した時の
費用対効果って、広告宣伝費に比べて
どうなんでしょうね?

コストと言っても
プレスリリースを作るためのコピー代
1枚10円とか20円とか…

ほかに問合せの電話代、
打合せのお茶代、ガソリン代…

テレビCMとか新聞広告とか、
チラシ作成とか…なんたらかんたら
なんらかの成果物を製作する
費用に関する広告宣伝費に比べれば

はっきり言って、
微々たるものなんですよね。


数千円とか、数万円とか
10万円もあれば、
けっこういろんなことができます。

そうなんですよ。

10万円の広告宣伝費で
できることって?

結構、限られるイメージありません?
なにができますか?

チラシにしても、10万円ぽっちで
どれだけのエリアに何枚打てますか?
そんなに大したことないですよね?

でも、これからお話することを
上司に聞かせたら、上司はどう思いますかね?

年末恒例行事「今年の漢字」

1995年のことでした。
年始早々に阪神淡路大震災に見舞われ
地下鉄サリン事件が起こった「あの年」

今では知らない日本人はいない
あの一大イベントが始まった年です。

あれを仕掛けた殿村美樹さんが
受け取った広報PR活動費
(正式名称は知りませんが)

いったい、いくらだったのでしょうか?

確には知りませんが「数十万円」です。
でも、その費用対効果を考えた時に
あなたが経営者ならどう思いますか?

殿村さんは今年の漢字のほかにも
香川の「うどん県」
長崎県佐世保市の「佐世保バーガー」
ゆるきゃらの元祖のような「ひこにゃん」

これらすべての仕掛け人。
しかもすべて自治体広報。

なにが言いたいのか?

いずれも予算は
数十万円なんです。


殿村さんの著書を読めば
すごく伝わってきますけど
殿村さんの努力って…
半端じゃないんですよ。

広報担当者にさえも、
企画のツボを理解してもらえなくて

殿村さんが諦めない努力を続けなければ
消えていた仕掛けばかりだったそうです。

そこで最初のテーマに戻りますけど…

なんで
広報PR活動費は通らないの?

あなたはどう考えますか?
わたしの答えはカンタンです。

諦めなかった先人に学んで
通せばいいだけなんです。


だって、通らないって嘆いても
仕方ないでしょ?
決裁権持ってる上司は
理解できないんだから。

でも、それって
上司が悪いんですか?
悪くないですよね。
理解できないのが普通でしょ?

あなたが広報に関わっているから
ほんの少しわかっているだけだから。

では殿村さんはなぜ
諦めなかったのでしょうかね?
答えは多分ですけど、ただひとつ

殿村さんだけが見えていた。
やり切ったら、どうなるかを!

広報PRの仕事って言うのは
誰にも見えないタイミングで
ちゃんと見えているかどうか?

ここなんですよ。本当に

厳しいことを言うようだけど
広報担当者って、そんなもんなんですよ。

かくいう思案橋でさえも
社内では、ほぼ
理解されておりません。

会議で何を提案しても
既読スルーです。笑


でもね。だからこそ、
先輩に教えてもらった合言葉を
そっと誰にも聞こえないように
つぶやくんですよ。

よ~し!面白くなってきた!

昔の人はいいことを言いました。
武士は食わねど高楊枝

要はあなたが
あなた自身をどこまで信じられるか?
すべてはそこにかかっているんですから。

最後に中島みゆきじゃないけど、
この言葉を贈ります。

ファイト!( ´艸`)

このおっちゃんも頑張るから。笑