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DXとはデジタル活用ではありません!IT活用出来ている経営者ほどDXを理解していない。

小さな会社のDXチャンネルをご覧頂き有難う御座います。
ITに詳しくない中小企業経営者に寄添うITの学校、
DX学校神戸校講師でIT導入診断士の埴岡です。

今回のテーマ
DXとはデジタル活用ではありません!IT活用出来ている経営者ほどDXを理解していない。

結論から申し上げます。
DXとは、「未来の経営に向けたマネジメント」です。
デジタル(IT)活用だけではないのです。

仕事柄中小企業の経営者とよくお話しをします。
その中には社内のデジタル化を上手く実現されている会社もあります。

そんなデジタル化が幾らか進んでいる会社の経営者と
DXについてお話しをして行くと・・・。
次第に私の感覚とズレて行くのです。

取り巻く経営環境の話や世の中の10年20年先の話をよくするのですが、
それを実現するやり方としてIT活用の話に当然なって行きます。

勿論、それを否定することなど全くないのですが・・・
活用の仕方ばかりに話がだんだん向いて行くのです。

今使っているソフトより、
もっと使いやすいソフトは無いか?
もっと自社に合った機能的なソフトは無いか?
価格(利用料)が安いとか高いとか!
クラウド系のSaaSはセキュリティ面で怖いとか?
使ってもないのに、自社に合わないのでSaaSはダメだとか?

なので、
良いソフト、良い使い方、を教えて欲しい。
と、テクノロジーやノウハウの話へと向かいます。

DXの話をしているのにどうして機能的な話になるの?
私は「ん~?」って感じになってしまいます。

お解りでしょうか?
DXはテクノロジーやノウハウの話ではありません。
どうやってデジタルを使い自社をトランスフォーメーションするのか?
と言うマネジメントなのです。

もう少し突っ込んだ良い方をしますと
DXしてどうなりたいのか?
なのです。

このようにテクノロジーやノウハウについては
業界用語で
デジタイゼーション、デジタライゼーションと言います。
当然この2つの要素があってのDXなのですが・・・、
テクノロジーやノウハウに終始してしまうのは話が違うのです。

なぜなら求める結果(成果)が同じで
やり方を変えることに終始するだけになるからなのです。

例えば倉庫業の場合、
受発注管理、在庫管理、ピッキング、出荷があるとします。
100個荷物を出荷するために
それを行う受発注管理、在庫管理、ピッキングをどのように行うのか?
この事に話が終始しても
人間が楽になりヒューマンエラーが無くなるのは良いのですが、
100個荷物を出荷するという結果は何も変わらないのです。

これで終わってしまうとトランスフォーメーションは出来ません。

デジタイゼーション
FAXでの受発注をやめてPDF等デジタルで共有管理を始める。

デジタライゼーション
ピッキングと在庫が連動できるシステムにする。

これらは、大事ですし、必要です。
しかし100個荷物を出荷すると言う結果は変わりません。

そうではなくて、
デジタイゼーションやデジタライゼーションにより
産まれた時間やデータをどのように使うのか?
そして上記の例で言えば
倉庫のボリュームや出荷の数量をどのくらい増やすのか?
すると取引先も変わるのではないか?
それなら倉庫業だけのビジネスではなく
その分野の商社に業態変更出来るのではないか?

そうなんです!
DXとはデジタルを活用してトランスフォーメーションする。
事業を、会社を、時代に合わせ変革して行くマネジメントなのです。

最後までお読み頂いた経営者の方は
是非DXと言うマネジメントを探求して頂きたく思います。

経営をする限り
もうこの流れからは逃げられないのですから!

有難う御座いました。

※もう少し詳しく動画で解説しています。解説動画>>


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