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KOJIKI<響⑦>

さて、妻を捜して黄泉の国へ行ったイザナギノミコト・・・.
洞窟のあるところに至った時に
見るもおぞましい、変わり果てた妻の姿を見つけるのでした。
眉毛をしっかり形どっているメークをしている
あるいは厚化粧の
女性のスッピンのお顔など、比べ物になりません。
そう、屍の姿の妻を見てしまったのです。
「あー。美しい妻がどうしてこんな風になってしまったのだ・・・」
と嘆きに嘆き、思わずお顔をそむけ
イザナギノミコトは走って、逃げて、逃げて、
本当に心底怖がって、逃げて逃げて、逃げました・・・😨😨😨

こうなると、イザナミノミコトも
「かちーん😠😠😠」ときます。
妻恋しさに、勝手に黄泉の国やってきたのに、
絶対に探さないでね、ってあれほどお願いしたのに・・・
なのに、勝手にやってきて、「こわー!!!」
て逃げるのは失礼千万!!!
いや、あれだけ強く頼んだ事をどうして守ってくれなかったの!
と怒るやら、呆れるやら、悲しいやら、
情けないやら・・・😤😭😤.

そして黄泉の国の使い女総出で、
イザナギノミコトを追いかけました。
こうなると、もう、イザナギノミコトを追っかけて、
八つ裂きにしてしまいたい・・・
けなげなココロが憎しみに変わりました。

そう、時々無粋な、男性をお見受けしますが
女性は 堪忍袋の緒が切れると
本当に、ビックリするほどの怒りに変わります。
時々は、ガス抜きをするように労いの言葉をかけたり
お花などを買って帰ったり、
美味しいものを食べに連れて行ったり、
ココロ穏やかになるよな工夫を心がけていただけると
とってもうれしいかもしれません。

さて、イザナギノミコトは 必死で、
地上へと走ります。
ところで、こういう事を 
必死のぱっち と関西では言うそうです。
なぜ、必死のぱっちなのか、
そもそも ぱっちって何?(ぱっちて 部分ってことですし)
と疑問に思うワタクシです。

今回のお写真は八百万神の絵を書かれている作品の八百万の神大図鑑 の八百万カードだそうです。神様のカードなんですね。
美しい神様です。

イザナは「誘う(いざなう)」の語源であり、
誘い合う男と女を意味する言葉の大本になります。
イザナミノミコトは、愛するイザナギノミコトには
「待っていてね。」の
約束を守って欲しかったのです。

でも、勝手にイザナギノミコトはやってきて
「ぎゃー」と逃げてしまったため
イザナミノミコトは哀しくなってしまったのです。

現代にも通じますよね、心のすれ違いというか
ボタンのかけ違いという言葉。

イザナギノミコトは本気で逃げます・・・。
あーあ。。。

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