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なぜ、書くのだろうか。少しだけ考えてみた。

 インターネットって凄いですよね。好きなことを誰でも発信出来る場所、発信したら全然知らない誰かが反応してくれたり、一緒に何かをしよう!ってなったり。私が初めて発信したのは、たぶん5年くらい前の事。今書いているジャンルとはまた違ったものですが、初めて自分だけのページを作って作品を投稿して、反応があれば嬉しくて。思った以上に発信する事は簡単で、どうしてもっと前からしなかったんだろうか、と後悔も少ししました。
 書くものは変わったし、書くペースも変わったし、求めるものも変わりましたが、唯一変わらない事は「書く」という事。

 勉強が子供の頃から苦手で、算数はかけ算で躓いたし、歴史は全く覚えられない。中学のテストでは先生からのお情けの△で0点を回避したものもありました。いかんせん物覚えが悪い。
そんな私に、ひとつだけ今に繋がる、自信を持てる様になった出来事がありました。

 中学二年の時に選択授業があって、確か数学か国語かのどちらかだったと思います。前途の通り、かけ算で躓いた女の子は中学に入っても数学で、とてつもなく躓きます。もう起き上がることの出来ないくらいに……。ですので、選択授業を国語にしたのは簡単な話、消去法でした。「まだ」、国語の方が得意だったのです。数学と比べたらね。

 その選択授業で作文を書く時間があったんです。もちろん苦手だと思っていました。普段、文章を書くことなんて無かったですし、夏休みの読書感想文は、いつの間にかあらすじを写すという作業になってしましたし。
確か、「消防車」が出てくる話だったかと思います(覚えていない)。その作文を褒められたんです。それが凄く嬉しくて。だって、授業で褒められる事なんて今まで無かったんですから。

 きっと、それからです。

 文章を書くルールは守れていないし、難しい言葉は難しいままだし、自分の好きに書いているだけ。ただの趣味です。それでも書き続けられるのは、あの授業があったからじゃないかと考えるのです。

 自信を持てない私が唯一、自信を持って「自分の書いたものが1番好き」と言える事。あの時、あの授業を受けてよかった。
 

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