「自信がない。」ことのメリットとは。
近々研修会で発表する場をいただいたので、自分の過去の授業を見直しているJUNです。
「この頃教えていた子どもたちは、今年成人だなぁ。」何てほっこりすると共に、自分が思った以上に年齢を重ねてきたことに今更驚いたりなんかしています。
同時に感じたことが2つ。1つ目は、
「自分の授業スタイルが随分変わっている。」
ということです。これは安心材料。世の中が変われば子どもも変わります。そして、教師も目の前の子どもたちに合わせて変化していかないといけないと考えているので、少なからず自分も変化できているのだなぁと感じることができました。
もう1つは、不安材料です。何かと言うと、
「ここ最近、自分の授業動画を撮影していない。」
という事実。ちょっと調子のってました。という訳ではありません。どちらかというと、「調子に乗れずに落ち込みやすい」タイプですから。
本日は、そんな話題。
過去記事で何度もしつこく主張してきましたが、人間は「マインドセットが命」です。では、僕のように自信を失くしがちな人は、不利な戦いを強いられるのではと思うのですが、一概にそうでもないよという内容をまとめてみました。
自信家の人は「少し謙虚」に、自信のない人には「安心感」を与える記事となっておりますので、ぜひとも読んでみてくださいね!
▶「自信」の奥に潜む闇。
僕の学級経営の核にもなっているのですが、「頑張れば成長できる!」というマインドセットは学習効率を上げるためには欠かせません。このように、人間は同じ事象でも「どのように捉えるか。」でもらたらされる結果が変わってくるのです。「#マインドセット学級経営」
ということは、やはり「自信がある人」の方が良さそうじゃないですか。事実そうなのです。「自己評価と収入の関係」を調べた研究によると、
「自信をもてばもつほど、利益がもたらされる傾向がある。自信過剰の方が生産性がのび、より困難な課題にも挑戦するようになる。」
ということなのです。「#残酷すぎる成功法則」
しかししかし! 「自信をもつ」ということはデメリットを引き起こす可能性もあります。それは、「自信過剰」な人が陥りがちなこと、
「『自信』と『権力』が一緒になると、言葉のトーンが支配的になり、チームのメンバーの居心地が悪くなる。」
ということもあるのです。これは、会社だけでなく学校でもそうです。ある程度年数を重ねて経験を積み重ね、「自信」と「権力」が高まった頃に訪れる「学級崩壊」という悲劇。
やはり、教師たるもの「子ども」に合わせて変化し続けないといけません。「自分のやり方を押し通す。」だけでは、やっていけない商売なのです。
▶「自信喪失者」のメリット。
さて、全国の「自信喪失者」のみなさんお待たせいたしました。これより、「自信がない」からこそのメリットを紹介します。
今回は、特別に2つも紹介したいと思います。
まずは、その①
「自分に自信がない人は、変化に富んでいる。」
ということなのです! おめでとうございます!
どういうことか解説しますね。「自信がない。」ということは、「自分のやり方にこだわりすぎない。」とも言えますよね。だからこそ、
「新しいやり方や、周囲の人の助言を取り入れ、自分を磨くことができる。」
と言えます!! 考えてもみてください。新しいプロジェクトを任され、全く経験もなければやり方に見当もつかない場合、どうします? そうですよね、「自分で調べたり詳しい人に聴いたりする。」でしょう。このように、「根拠のない自信」をもっていない僕たちだからこそ、任されたことをしっかりやろうという責任感のもと、主体的に行動することができるのです。
なかなか、「自信がない」ということも成長株なのです。それでは、堂々の2つ目にいきましょう。栄えある2つ目は、
「より良い人間関係が築くことができる。」
のです!! はい、やりました。おめでとう!ありがとう!
どういうことかというとですね。1つ目にもかかわってきますが、
「自信がない。」ということは、「傲慢になりずらい。」ということですよね。そんなあなたは、手を差し伸べてくれるありがたい他者に対して謙虚に対応するでしょう。そんなとき、手を差し伸べた方としては、どうですか?でしょ? 嬉しいですよね。
このように、「自信がない。」からこそ、
「相手のアドバイスに対して素直に耳を傾け、さらに相手の気持ちを尊重した態度を取ることができる。」
のです!! だからこそ、人間関係も良好になること間違いなしなのです!
▶まとめ。
本記事では、「自信がない人、最高!」という内容をまとめました。
やはり、一見デメリットと思われがちなことも、考え方を変えると十分すぎるメリットがあるということです。そして、最初の主張に戻ります。
やはり、人間は「マインドセットが命」。考え方によっては、デメリットもメリットにもなると分かったあなただからこそ、「自信がもてない。」という事実を「変化の達人」や「スーパーコネクタ―」と恰好良い感じに言い換え、未来を切り開いていこうではありませんか!!
自信はないけど、録ってみました。