子どもが「やめたい」と言ってきた時の前向きな対処法とは
勉強法・成功法則マニアの僕調べによると、「成功」を手にするための方法は、「途中でやめることなく継続すること」となっております。
#これほんと
#ただ運も大事
しかし、「始めたんだったら最後までやり通しなさい!」という叱咤激励が全てのパターンに当てはまるとは限りません。
数年前、「どうしても塾をやめたい」子どもがいました。何度も親御さんに交渉するも失敗。「途中でやめるなんて許しません」の一点張りで交渉の余地なしだったよう。
さて、「どうしても塾をやめたい子ども」は、どのような手を繰り出したでしょうか。
ずばり、「コンビニで立ち読みをして時間を潰す」という荒業で乗り切ったのです。これは、塾をやめたい子どもの友達から聞いた話。ずっと「立ち読みで乗り切る」ことは不可能でしょうが、きっと、ありとあらゆる方法で、塾通いを回避したことでしょう。
ここまで大げさでなくても、「継続は力なり」に届かないという判断は、親御さんの判断で早めに手を打った方がよいと思うのです。
時間は有限。「立ち読み塾」のように、貴重な時間を消費に使ってしまってはもったいない。
本記事では、「続けてほしい!」という願いをもちながらも、「撤退すべき状況もあるよ!」という内容をまとめました。
「やめようかどうか迷っている」という方は、1つの判断基準として読んでみてくださいね。
▼「目標」を諦める必要性
「目標」と聞くと、世間一般では、「達成した方がえらい!」という価値観が定着していますよね。
もちろん、「達成すること」は、「努力の結果」であり、素晴らしいことに違いありません。
しかしながら、「目標を立てたからといって、全部が達成されるわけではない。」ということは、人生経験を積み重ねる中で実感されること。
そんな事実に科学的な根拠を付け足しましょう。
イリノイ大学の研究者である、エヴァ・ポメランツさんは、
と、説明しています。
#ネガティブな感情が成功を呼ぶ
そこに追い打ち。
ということも主張しているのです。
なんということでしょう!
僕たちは、「『夢』や『目標』は、人生のスパイスや!」と信じ、積極的に取り入れた方がよいと思いきや、
「『夢』や『目標』が足を引っ張るという現実。」
が待っていようとは。
なんとも受け入れがたい。しかし、ここで絶望してはいけません。大切なことは、「『夢』や『目標』をもたないほうがよい。」と言っているのではなく、
ということなのです。
ここで、突然ですが、スウェーデンの冒険家、ゴラン・クロップさんのエピソードを紹介させてください。
クロップさんは、「無酸素で山に登ることが好き」という狂気の登山家です。
登山をしていないときも一風変わっていて、1995年に「エベレスト」へ登った時も、自宅からカトマンズまでの1万3000キロを自転車で走破し、「エベレスト」のベースキャンプまで、いくつもの自分の荷物を自ら背負って運ぶという謎のこだわりを見せました。
ベースキャンプからは、どの登山隊も通ったことのない険しい岩と雪の中を道を切り開きながら登り、登頂を目指しました。
このような「普通ではない登山家」に、人生最大の選択が迫られたのです。
それは、
という究極の選択。さて、クロップさんは、どのような決断をしたでしょう。きっと、話の流れで伝わったかと思いますが、そうです、
「引き返す」
という決断をしました。
それまで、数々の斬新な行動で巷を騒がせていたあのクロップさんが、「もう遅いから」ということを考慮して「90メートル」という距離をあきらめて下山したのです。
しかし、この判断の正しさは、別の事例で確認されます。
1週間後には、制限時間がきても引き返せなかった登山家の「大遭難事故」が起きてしまったのです。
「エベレスト」に登るのですから、きっと一流の登山家であることは間違いありません。
しかし、その一流をもってしても、「目の前に迫った目標を諦める」ということは難しい。
もしかすると、その難しさは、「『目標』を何が何でも諦めずに達成を目指す人が立派である。」という「思い込み」みあるかもしれません。
だからこそ、
を判断し、必要であれば、「柔軟に変更する」という手立てを考えてみてもよいかもしれません。
▼まとめ。
本記事では、「『目標』は、柔軟に変更してもよい」という内容をまとめました。
ちなみに、「コンコルド効果」を聞いたことがありますか。
ざっくり説明すると、コンコルドというのは超速で飛ぶ旅客機のことを言います。開発が始まり、完成の目途が立ったのはいいのですが、なんと「採算が取れない」という事態に。
一刻も早く開発を中止した方が赤字を回避できたはずが、「もうお金払って作っちゃっているんだから、完成させようよ。」という判断のもと、つくられてしまったというオモシロ話からきています。
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人間って、ちょっとでもコストを払うと「途中でやめる」という判断が超絶難しくなってします。もしかしたら、習い事にも知らずにこんな心理効果が働いているかもしれません。
あくまでも「主体的に続けること」が大切。「興味・関心がなく、続けることが目的になっている活動」であれば、方向転換を考えてみることが、みんなにとって最良かもしれません。
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