【学級経営】「多様性」が大切だからいこそ「学級経営」で意識したいこと。
ゴールが見えると、とたんにスタートの仕方が気になって仕方がないJUNです!
#終わりをちゃんとしろ
皆様はこの時期、いかがお過ごしでしょうか。もちろん、4月だからと言って大きな変化もないという方もいらっしゃるでしょう。教師はというと、変化のある方だと言ってもよいかと思います。
僕自身「変化に弱い。」ということもあり、「ゴールを華々しく飾ろう!」というよりは、「来年度どうやってスタートしよう。」と鬼が笑う状態になりやすいのです。
本日は、そんな話題。
現代を席巻しているキーワードの1つである「多様性」。
様々に意味で使われていますよね。我々教師も「多様性」波を真正面から受け止めている存在です。しかし、あまりにも用途が広いため、学級経営に必要な多様性とそれ以外が分からなくなってしまうときはありませんか? そんな人のために、適切な「多様性」とただの「個人技」の違いをまとめましたので、ぜひ、来年との学級経営の指針としてみてくださいね!
▶「多様性」とは言いますが。。。
さて、「多様性」とは何かという話からしていきましょう。この質問をしたときに、ほぼほぼ答えられるのではないでしょうか。単純に言えば、「人それぞれ。」ということですものね。
しかし、この捉えが効果を発揮すべきときと、そうでないときがあるのも事実。
あまりに「多様性」を意識するがあまり、個人の考え方に左右されてしまうと、学級ががたがたになること間違いありませんから気をつけて。では、正しい?「多様性」とはどのようなものでしょう。
実はここに、忘れてはいけない重大キーワードがあるのです。それは、多様性とは合間見えることのないと思われている、
「同調性。」
というキーワード!
ここにきて、ライバル登場! 実は、「多様性」を語るには、「同調性」も共に考えないといけません。次章にその理由を書いていきますね。
▶「同調性」の大切さ。
同調性というと、この個別最適な学びの時代に則さないと思われる方もいるかもしれません。しかし、冷静になってください。
「多様性という何でもありの戦国時代。」
という主張もやりすぎ感がただよいます。
では、何が最適なのかというと、
「共通の目的意識を達成するための多様性。」
という捉えがしっくりくるのではないでしょうか。しっくりこない方のために、もっと具体的に説明すると、
「学級とは、『みんなで過ごしていく小さな社会。』だからこそ、学級経営の目指すゴールはみんなで共通。だけど、そのゴールをどのように目指すのかは多用で良い!」
ということなのです!
共通の目的。まさにみんなの「同調」を得た目的のことを指しています。十分に話し合い、みんなのが、基本は個人で、ときに友達と手を取り合い、共通のゴールへと向かって歩いていくことを意識しなくてはいけません。さもないと3月にゴール地点で待ち構えていても、「待てど暮らせど誰もいない。」なんてことがあり得てしまいます。
▶まとめ。
本記事では、「同調も使い方次第で大切。多様も大切だけど、個人技に頼りすぎないこと!」という内容をまとめました。
余談ですが、「同調圧力強め」の世界観には、「協調性」を崇めるものどもがいらっしゃいます。
「協調性」に関して言うと、
「協調性ありきではなく、目的のある協調性。」
を子どもたちに発揮してもらいたいものです。
無目的の「協調性神話」により、「空気を読むこと」が最高のスキルとしてもてはやされると、子どもたちの中にある「多様性」が発揮されなくなってしまうので注意です!!
偉そうに書いてきましたが、このような抽象的なことを実際に実現していくことが一番難しいということも実感しています。
蓋を開けてみないと分からないことだらけですが、僕のように鬼に笑われながらも新たな理想をイメージしようとする方々は、絶妙にバランスの取れた学級を思い描いてみてくださいね!!