【主体性】自分で「選択する」ことの意外なメリットとは。
「これといったこだわりはありません。」というキャラを装うことにこだわっているJUNです。
「どんな状態にも対応できますよ~」という余裕を見せたいという、いわゆる「いいかっこしい」でございます。
本日は、そんな話題。
基本的に僕たちは、「選択できる」という状況に満足感を覚えます。
実は、その裏には、「絶大なメリットがあるよ!」という内容をまとめましたので、お子さんが「いいかっこしい」になるのではなく、「自分で選ぶことが大切だよ!」とアドバイスしてあげてくださいね。
▼僕らが「選択する」ことを「選択する」理由。
僕たちが「選択できる」という状況に満足感を得る理由は、シンプルに、
「コントロール感」
が関わっているのです。
「コントロール感」に関しては、過去記事にも書いてきました。
「子ども」、「大人」関係なく、「自分で選んだ行動ができる」という状況は、同じ結果になったとしても「気持ち」の面で大きな違いがあります。
ラトガーズ大学の神経学者である、マウリチオ・デルガードさんが率いるチームは、「2つの形を選び、五分五分の確率で報酬が得られる」という実験をしました。
#事実はなぜ人の意見を変えられないのか
その際、「形を自分で選ぶグループとコンピューターに選んでもらうグループに分けた」というのです。
お気づきの通り、「可能性は、どちらにしても五分五分」なので、「自分」で選ぶか「コンピューター」が選ぶかは、結果に関係してきません。
しかし、
というのです。
ここから示されたことは、
ということ。
実際に、脳の「報酬系」が活性化するということですから、僕たちが「選ぶことを選ぶ」というのは自然なことなのです。
▼「選択する」ことがもたらす意外な「メリット」とは。
「あぁ、僕たちって選ぶことが好きなのね。」という本能的な終わり方をしてしまうのは、あまりにももったいない。
「なぜ、自分で選ぶことが好きなのか?」まで、深掘っていきましょう。
例えば、「1万円の報酬を獲得」という状況を例に考えます。
さて、同じ1万円ですが、どちらの方が有益でしょうか。
そもそも、「何もせずに1万円ゲット」という状況自体考えにくいですが、この選択肢で言うと、Bの方が断然1万円の価値が高くなります。
では、その理由はなにか?
その答えは、1万円の裏に隠されています。
そう、
ということなのです!
「何もせずにゲット」できるのは、お得な感じもしますが、「じゃあ、もう1万円ゲットしてください!」と言われたときに再現性がありません。
1万円をゲットするための「過程」が抜け落ちていますものね。
しかし、「試行錯誤」してゲットした場合は事情が違ってきます。
もちろん、同じ方法で「1万円ゲット」にすんなり到達できる確証はありませんが、もしかすると、「過去の思考錯誤から生まれた経験を活かす」ことによってゲットに近づける可能性は高まります。
そうです。「自ら選択して行動すること」は、与えられた場合には獲得できない、
「経験値」
というかけがえのないものを「ゲット」できるのです。
ぜひとも、「結果」の裏に隠れたものを見過ごすことのないよう、積極体にかかわっていってくださいね。
▼まとめ。
本記事では、「自分で選択することの価値は、そこから得られる経験値にあるよ!」という内容をまとめました。
「100点取りたい!」といって、テストを別人に受けてもらっても「自分の実力は伸びない」ですよね。
やはり、「選択好き」という本能は、「自分のスキルを高めたい!」という欲求が根底にあるのでしょう。
ぜひとも、最初から「結果」にこだわりすぎず、「過程」に目を向けて取り組めるよう、お子様にアドバイスしてあげてくださいね。
こんな「サークル」で自分の「過程」を共に積み重ねてみてはいかがでしょう?