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「やってはいけない!」を確認してくれたすごい人

人間がこれだけ進化してきたのは、間違いなく「好奇心」であると思っているJUNです。

生きていく上で、そして子孫を残していく上で大切になることって、本能的にインプットされているのですよね。

こんな記事にも書きましたが、ぼくたち人間は人間として協力大切をつくらないとあまりにも弱っちい動物です。

ただ、「好奇心」を土台として「もっともっと…」とよりよくしようとしてきたからこそ今がある。

そして、その過程には、ありとあらゆる犠牲があったことでしょう。

本日は、そんな過去の偉人を称える回でございます。

若干、物騒なブツも出てきますが、気軽に読んでみてくださいね。

▼「好奇心」が爆発した人間ってこんな人だよね

医学者であるロバート・クリスティソンさんの好奇心は一級品でした。

物騒な話、イギリスでヒ素、ストリキニーネ、シアン化物など毒薬による殺人が増え始めた頃。

クリスティソンさんは思ったのです。

「毒物って、人体にどんな影響をもたらすんだろう…」

そんな好奇心が湧き上がってくる気持ちに蓋をすることができず、なんともびっくりする行動に出るのです。

「自ら危険な毒物を飲み、そして吐き出すというセルフ人体実験を数十年続けて記録を取った。」

というではないですか!

たしかに、エジソンさんのように友達に「空を飛べる薬だよ」と気軽に飲ませる訳にはいきませんからね。

クリスティソンさんは、次々と毒物を口に含み、意識を失う前に生じた効果をその場で記録したそうです。

そして、運命の出会いをします。

その出会いこそ、コカインの原料となるコカの葉でした。

クリスティソンさんの記録によると、「服用すると口がしびれるのだが、爆発しそうなエネルギーが湧いてきて継続する。そして、難十歳も若返った気持ちになった。」というのです。

そんなエネルギーの爆発を処理するために、「ちょっと散歩に出かけてくる」といって、9時間かけて24キロ歩いたとか。

すごいのは、自宅に戻ってからも、空腹や喉の渇きは一切感じなかったと報告しているのです。

そして、そんな報告書を興味深く読んでいたのが、本日、二人目の主役であるジームクント・フロイトさん。

そう、あの大物精神医学者のフロイトさん。

彼も、コカインに対してめちゃくちゃ興味があったのです。

▼フロイトの勘違いから分かったこと

クリスティソンさんの調査を好意的に受け止めたフロイトさん。

なんと、自分も挑戦してみることにしました。

というか、彼は、それまで痛みを紛らわすことに使われていたモルヒネの代替品としてコカインに対して大いに期待していたのです。

モルヒネも中毒になりますからね。

フロイトさんは、1884年に「コカについて」という論文を発表するほど、このブツを気に入っていました。

もちろん、自分で試して記録を取っていく中で、効果が時間とともに薄れていくことにも気づいていました。

だからこそ、少なくとも10回以上の大量摂取を行い、そしてもれなく依存症となったのです。

依存症状態のフロイトさんは、もはやコカインなしではものを考えたり、仕事をしたりすることが難しくなったそうです。

体調にも大いに変化し、1895年には鼻が悪くなって損傷した鼻の再建手術を受けたとか。

その痛みを紛らわせるために、コカインを水に溶いて直接鼻にぬっていたというのですから皮肉なものです。

推奨派であったフロイトさんも、その1年後には、コカインに対する熱も冷め、12年経った1896年にコカインを完全に断つことになったのです。

▼まとめ

本記事では、「偉人の好奇心が現代人の教訓となっているよ!」という内容をまとめました。

こうやって歴史を振り返ると、ぼくたちの身の回りにある「もの」や「こと」が本当にすごいなって思いますよね。

フロイトさんに触発されて、思わず「河豚」を調べてしまいましたもの。

全然関係ないですが、河豚って縄文時代から食べられていたって知っていましたか?

そんな歴史の古い河豚も豊臣秀吉さんによって一旦「食べるの禁止」にされているのです。

その理由が「河豚を食べて死ぬ人が多かったから」というもの。

でも、縄文時代から食べられているのに、豊臣秀吉さんの時代に食べ方が確立していないというのも何だか不思議な気がします。

ちなみに、河豚食解禁のきっかけをつくったのは、伊藤博文さんです。

と、こんな雑学に付き合っていただき、ありがとうございました(^^♪

📘引用文献
#僕らはそれに抵抗できない


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