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AI時代に生きる僕たちに必要な「知識」の使い道とは

2022年は、僕たちの生活の中に、手軽に利用できるAIがゴリゴリに入り込んできた年でした。

絵、音楽、チャット、文章などなど、様々な活動が、秒速でアウトプットされる様は、驚きの一言。

不思議なもので、まったく絵心のない僕が指示をしただけで、僕が一生分の時間を捧げても描けないであろう絵を提供してくださるのです。

そんな世の中に教師として存在している僕は改めて、「これからの子どもたちに何を伝え、どんな力がつくようサポートしていったらいいんだろう。」と考えさせられた年でもありました。

その答えを探すためにも、「使ってみないと話にならん!」と、がちゃがちゃ遊んでみた訳です。

そういえば、結構前にこんな記事も書きました。

人間代表として、先生代表として、ちょっと抗ってみたのです。
#勝手に

ここに書いてあるスタンスは、今でも基本的には変わっていません。

たとえ、キーワードを入力しただけで、A41枚のレポートを秒で仕上げてくれるAIが普及したとしても、個人として「知識」を蓄えることは絶対に必要だと思うのです。

そんな僕の考えを後押ししてくれた本が「#センスは知識からはじまる」という名著。

「みんな気軽にセンスって言うけれど、センスって天才的なひらめきじゃなくて、『知識』の使い方なんだよ」

ということを教えてくださいます。
#著者はくまモンの人

本書の中で「確かに!」と思ったのは、

「文章を書くことをイメージしてみましょう。『あいうえお』しか知らない人間と「あ」から「ん」まで五十音を知っている人間とでは、どちらがわかりやすい文章を書けるでしょう?」

という問いかけ。

どれだけ、自動で文章を作成してくれるAIを使ったとしても、使い手に基本的な「知識」がなければ、よりよい文章を仕上げることは難しいでしょう。

さらに、多様な言葉(知識)を知っていた方が「AIに的確な指示をして、自分のイメージに近い文章をアウトプットする」ことができるとも考えられます。

やはり、AIの使い手となるためには、自分の中に豊富な知識があったほうが断然お得なのです。

▼AIを使ってみて感じたこと

ここからは、おまけ的な内容。

AIで絵を描くことができることがおもしろすぎたので、しつこく遊んでいるのですが、「このまま何の目的もなく闇雲に作っていても仕方がないな。」と思い立ち、自分に対してちょっとしたテーマを設定したのです。

そのテーマが、「勝手に世界地図」。

勝手に「適当な地図」を作って、勝手に「街」や「地形」、「観光地」などを設定し、「勝手な世界」を創り出そうというもの。

まさに神の遊びです。

まずは、こんな地図を作りました。

適当王国の地図

そして、「街」を創造。

とある街の夜景
俯瞰して見るとこんな感じ

場所によっては、こんな険しい自然も残っています。

地図でいうと、真ん中上の森のあたり(想定)

こんな名所もあります。

適当王国随一の朝日スポット

しかし、雲の上には、別の王国が・・・。

果たして、地上の民と友好関係を築くことができるのか。

適当に作った地図を眺めながら、「ここは未開の地で、都市部に住んでいる人間的なものの侵入を頑なにこばんでいる…」とか、中二病顔負けの想像を膨らませつつ、勝手に世界観を創り上げようという試み。

やり始めると結構楽くて夢中になっていたら、「パパ、何やってんの?」と、現実世界からのお呼びがきて我に返るという、なんとも言えない気持ちを久しぶりに味わったのです。

何の話?と思われたことでしょう。ここで伝えたかったことは、

「完全に空想の世界を創ろうと思っているのに、そこには『知識』が必要になるということ。」

AIに命令をする時、「よーし、モンサンミッシェルみたいな風景を創ろう!」みたいになる。目的は「お城」なんだけど、「〇〇風の」みたいな命令をする際には、確実に「知識」が必要なのです。

考えてみれば、世界のルールを一転させた、スティーブ・ジョブズさんやイーロン・マスクさんらも、子どもの頃に「未来の話」や「ファンタジー」を読んで胸をワクワクさせたよう。

きっと、誰も思いつかない革命的な発明も、彼らの脳の中に蓄積された「知識」が科学反応を起こした結果なのでしょう。

それゆえ、AIが牛耳る世界となったとしても、「知識」を蓄えるということは、必要不可欠なのです。

▼まとめ

本記事では、「AIが人間の仕事を担う時代となったとしても『知識』は必要だよ!」という内容をまとめました。

どれだけ未来予測をしたとしても、ほとんどの場合は的外れ。「人間の予想的中率は、チンパンジーがダーツを投げて選んだ確率と同じくらい」と言われていますからね。
#超予測力

ただ、「学ぶか学ばないか」は、大きな違いをもたらします。

予想が的中せずとも、「こんな力をつけたい!」と自分を成長させるために「知識」を蓄えることは、絶対に無駄にはならないのです!



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