人生を充実させる「時間」の使い方とは
「あなたは将来、どれくらいの『お金』と『時間』を持っていると思いますか?」
こんな質問をしたのは、研究者のガル・ゾーバーマンさんとジョン・リンチさん。
「時は金なり」なんて言葉があるくらい、『お金』と『時間』というのは、人生において影響力があるものですよね。
さて、気になる結果ですが、これがまたおもしろい。
実験に協力してくれた人たちの傾向を探っていくと、
「将来自分が持っているであろう『お金』に対して、わりと控えめな答えが多かった。」
というのです。
しかし、
「将来自分がもっているであろう『時間』に対しては、『きっと、今よりも余裕があるに違いない!』と予想した。」
というのです。
#残酷すぎる成功法則
実は、ここに人間という生き物がもつ大いなる勘違いがひそんでいる。
ぼくたち人間が見逃している視点、それは、
「『お金』は自分の努力次第で増やすことができるかもしれないけれど、『時間』は絶対に増やせない。」
ということ。
当たり前のことを改めてまとめると、「『時間』というのは全人類に対して平等に与えられた唯一のもの」なのです。
大切なので二回言いますが、ぼくたち人間は「時間の価値を甘く見積もりがち」なのです。
例えば、同僚から飲み会に誘われたとしましょう。
「うーん。今は忙しいけれど、来週なら一旦落ち着いていると思うから、来週でもいい?」
とか。
落ちてきた体力を補うためのジム通いを検討したとしましょう。
「うーん。今年は忙しいから、来年から通い始めよう!」
なんて決めたりする。
「来週は落ち着いている」とか「来年は今よりも忙しくない」ということに、ほぼほぼ確証なんてありません。
実際に「来週」が訪れると、「あれっ、結構仕事がたまってんじゃん。」とか、実際に「来年」が訪れると、「新しい部署に移動したから、むしろ忙しくなっちゃいました。」なんてこともあり得る訳で…
これが、ぼくたちに備わっている「時間感覚の勘違い」。
「仕事を引退したら自分の時間をゆっくり楽しもう。」なんてぼくの中にある将来像にも警鐘を鳴らすべきなのです。
▼だからこそ「時間」の使い方を意識すべき
「だったら、どうすればいいの?」という疑問が沸きだしてきたと思いますので、解答編へいきましょう。
結論、
「『時間』はトレードオフだ!と心に刻み付けて考える」
ことしかありません。
「トレードオフ」というのは、「何かをすれば何かができない」という考え方のこと。
この「トレードオフ思考」は、どんなことにも応用できる万能思考ツールなのですが、「時間」に対してもいい働きをしてくれます。
例えば、
・スマホをいじって消費する時間に仕事を1つこなす。
・毎週飲み会に行っている時間にジムを入れる。
・テレビを見る時間に読書をする。
という感じ。
もちろん、スマホ、飲み会、テレビが不必要といっているわけではありません。
スマホで得た情報が、コミュニケーション手段となるかもしれませんし、飲み会で同僚と絆を深めることも大切。
「メンタルが落ち込んだときは、お笑いが効く」なんて調査もありますからね。
この「トレードオフ思考」は、あくまでも「自分の目標に対して1歩でも近づける選択肢を取ろう」という話。
自分の時間の使い方について改善したい!とか後悔したくない!と感じている方々のためのものでございます。
大切なことなので二回言いますが、「何かをやると決めたのであれば、何かはできなくなる」。
その「主体的な選択」こそ、あなたの人生を豊かにするのです。
▼まとめ
本記事では、「人生を充実させるには、『時間』の使い方がポイントだよ!」という内容をまとめました。
すぐにでも行動に移せますので、ぜひぜひ実践してみてくださいね。
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