【レジリエンス】ネガティブから立ち直る力が湧いてくる「4つの考え方」
過去にこのような記事を書きました。
なんてついつい考えてしまいがちですが、それって実は、
「自分がそう思っているからそうなっているんだよ。」
という内容。
この世界は、「自分がどのように捉えるか」ということが全てであり、同じ出来事でも、ネガティブに捉えるか、はたまたポジティブに捉えるかで、世界観は大きく変わるのです。
だからこそ、自分の周囲で起きていることをプラスに変換することが大切なのですが、どうしても「捉え方の歪み」が生じて絶望してしまうのですよね。
ということで、本日は、ネガティブに考えがちな時に使える「ポジティブ変換」の方法を4つ紹介します。
もちろん、子どもさんでも使えるものを選び出しておりますので、いつもネガティブに捉えがちという性格が目立つのであれば、シェアすることで”歪み”の解決をねらってみてくださいね。
▼「ネガティブ」を「ポジティブ」に変えることの大切さ
そもそも、「ポジティブ変換ってそんなに大切なの?」という根本部分から見ていきましょう。
これは、家庭環境によって、様々なリスク、貧困やアルコール乱用、精神疾患などにさらされる危険性の高い子どもを30年間に渡って追跡調査した実験から確認されています。
その実験から分かったことは、ネガティブな現実に対して「ポジティブ変換」をする捉え方をしていた子どもたちは、
というから希望がもてますよね。
では、本題である「ポジティブ変換」として使える4つの考え方を見ていきましょう。
▼ネガティブから立ち直る4つの考え方
さて、早速気になる4つの視点をご紹介します。それが、
の4視点でございます。
長い人生において、どのようなピンチにおちいったとしても、上記の4視点さえ心の中にしまっていれば、絶対に立ち直ることができるのです。
では、この4つの視点をさくっと確かめていきましょう。
①ネガティブから立ち直る「コントロール感」
人間が、最も心穏やかに力を発揮できるのは、
「自分に決定権がある!」
という状態です。
勉強でもスポーツでも「やらされている感」では、やる気が出てこないなんてこと、ありますよね。
何事も、「自分がやりたいからやっている!」という気持ちが最高のパフォーマンスにつながるのです。
だからこそ、ネガティブな現実に対して、
「このネガティブは、自分の行動でどうにかできる。」
という気持ちをもつことがとっても大切。
どのようなネガティブにぶち当たったとしても、その場に立ち尽くすのではなく、自分の力で少しでも光を見出そうとする「行動」こそ、人生において糧になる「自信」を獲得できる成長チャンスなのです。
👇「コントロール感」についてはこちらもどうぞ。
②ネガティブから立ち直る「科学者マインド」
かの有名な発明家も「私は失敗していない。うまくいかない方法を一万回確かめただけだ!」と言い切ったと言われているように、「失敗」なんてものは、あってないようなもの。
「失敗だ。」と自分が認めた瞬間、初めて失敗が生まれるのです。
ということは、
「失敗として認めてしまうことにこそ問題がある。」
のであり、その「考え方」を「ポジティブ変換」してしまえばいい。
というように、思い通りにいかなかったことを「ポジティブ変換」してしまえばいいのです。
繰り返しになりますが、ここでのポイントは、「立ち止まらない」こと。
成功するまでチャレンジを続けさえすれば、「失敗」は「失敗」のままで終わるのではなく、「成功するための実験」だったと言えるのですから。
ただ、社会の大きな変化によって「結果を求める考え方」が加速している現代では、「成功するまでチャレンジを続ける」ということが非常に難しい傾向にあります。
このような傾向を考えると、やはり「自分が好きだからやっている!」という選択の強さを感じます。
だからこそ、「好きなことにとことん挑戦する」という環境を整えてあげることが子どもさんの能力を引き出すのでしょう。
③ネガティブから立ち直る「自分への思いやり」
ここら辺から若干ややこしくなってきますよ。
何を隠そう、「自分への思いやり」をもってさえいれば、子ども、大人関係なく、「悩み」なんて生まれてこないかもしれないのです。
多くの「ネガティブ」は、「自分に対して辛く当たっているから生まれる」と言われています。
「自分って、まぁ、いろいろあるけど、いいやつだよな!」
心の底から認めてあげられたら「失敗して落ち込む」ということも長くは続きません。
だって、「自分のよさを全部ひっくるめて認めている」のだから。
だからこそ、
とか、
と、「自分の頑張りに対して優しく言葉をかけてあげること」がとても大切なのです。
👇「自分への思いやり」は、こちらでもまとめています。
④ネガティブから立ち直る「貢献感」
最期に紹介するのは「貢献感」、いわゆる「役に立っている!」という気持ちのことです。
人間は社会性の生きものですから、孤立した状態で生きるのは難しい。
③で話題とした「自分への思いやり」にもかかわってきますが、「自分はいつも失敗だらけで役立たずだ」とネガティブに囚われそうになったら、
「いやいや、ぼくだって少しは役に立っているんだ!」
というように、「貢献した場面」を想起して、「ポジティブ変換」をはかればよいのです。
さらに具体的に効果が確かめられている方法として「ちょっとした人助けを行う」というものがあります。
「貢献感」を具体的につくりにいく訳ですね。
この方法は、なかなかどうして馬鹿にできません。
というのも、
・忙しくて心に余裕がない。
・うまくいかなくて心が折れそう。
というのようなネガティブに押しつぶされそうになっている時ほど、
「ちょっとした人助けをすると心がポジティブ変換される!」
ということが分かってます。
この驚くべき効果のカラクリはとってもシンプル。
「忙しいと思っていたけれど、人助けをしているぼくって、結構余裕があるんだなぁ。」
と、「自分が自分の状態を書き換える」から起きる現象なのです。
ぜひとも、頻繁に行いたい「貢献感」の獲得ですが、やりすぎは注意。
「目についた人たち全員を助ける」と、本当に自分が追い込まれてしまう可能性もあります。
だからこそ、
・自分が力を発揮できることだけ。
・5分くらいで完了できること。
・「〇〇さんに聞いてみるといいよ!」という紹介でもOK!
というような「自分ルール」を設定しておきましょう。
大切なのは、「貢献感」であり、「自己犠牲」ではないのです。
▼まとめ
本記事では、「ネガティブから立ち直る4つの考え方」をまとめました。
ぜひとも、子どもさんにシェアすることで、ピンチをチャンスに変えてあげてくださいね!!
📘参考文献
#OPTION B