【頼み事】「ちょっとした一言」が、「大きな効果」を与えるという話。
授業中の内容よりも、余談の方に時間をかけて調べているJUNです。
このnoteアウトプットも、授業中の余談に多大なる効果を発揮しております。
本日は、そんな話。
何といっても、社会の授業の楽しさは、余談への入り口がいたるところに開けているところでしょう。
全ての先生が、余談ねらいで授業をしている訳ではありませんが、僕にとっては最高に楽しい教科です。
例えば、「奈良の大仏は、意外と強制労働的な感じではなかったのでは?」という説。子どもたちは、古墳とか、ピラミッドとか大きなものを大きな権力をもった人が造る命令を出すと、「いやいや働かされてかわいそう。」なんてイメージをもちがちです。
しかし、事実は、イメージと違ったところにあるかもしれません。
なんでそんな話になったのか。ここから本題に入っていきましょう。
▼「ちょっとした一言」が「大きな効果」を生み出す。
教科書にも掲載されていますが、聖武天皇は奈良の大仏を「みんなで造る」ということを意識したもよう。
大仏建立の詔では、「大仏造りに参加するならば、一握りの土でもいい!」みたいなことを伝えています。
そんな主体性を考慮した命令だからこそ、多くの協力者が参加して無事に完成しましましたとさ。めでたしめでたし~となるのですが、実は、この頼み方は、現代に生きる僕たちも大いに参考になるのです。
というのも、アメリカの研究チームが「がん協会」への寄付をつのった実験を試しにご紹介します。
#影響力の武器実践編
「がん協会」への寄付をつのることを目的に、研究チームは、個別訪問を行いました。
まずは、自己紹介をして住民たちに「ご寄付をいただけませんか。」と尋ねて回ったのです。
それに対して別のチームは、
「1ペニー(約1円)でも助かります。」
とお願いの最後に付け加えました。
さて、この頼み方の違いでどのような結果が出たと思いますか。
「そんなささいな言い回しで。」なんて思うかもしれませんが、ばかにできないような大きな差だったのです。
結果を分析したところ、
というから、かなりの違いですよね。
しかも、金額も大きな違いがでたのです!
100人当たりの寄付額で比べてみると、
のです!!
ここから分かったことをまとめると、
「ほんの少しでもいい」ということを頼みごとの最後に伝えることで、単にお願いするときよりも、効果が高まる。ということなのです。
「だから大仏が完成したんだね!」とは、子どもたちに教えることはできませんが、もしかすると、聖武天皇の「一握りの土でもいい。」という言葉が、人々の心を動かした可能性はあるのです。
▼まとめ。
本記事では、「『ちょっとでもいいよ。』という一言が、効果アップにつながる!」という内容をまとめました。
この事実は、僕たちの生活の中で、結構使えます。
何かを手伝ってもらう際、「1分でも」とか「もう少しだけ」みたいな言葉を付け加えることで、協力者を増やすことができるかもしれません。
ここで余談ですが、世の中には、「むだ」だと思っていることに意外と価値があるなんてこともありますよね。
例えば、「何もしない」という選択肢の準備とか。
そうそう、松竹梅の法則みたいなものもありますよね。
こうやっていつも話はふくらむばかり。
ここら辺で、いったんパソコンを閉じたいと思います。
そうそう、ちなみに、サークルには入られていますでしょうか?
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