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【メンバーシップ】「孤独感」を感じやすい社会だからこそ必要な「コミュニティ」の力

多様性を抱え込み切れない「学校」にすがるのではなく、「はみ出しものたち」を集めた居場所をつくろうと立ち上げたのが「ピースカフェ」。

「学校がもっと居心地のよい場所だったらなぁ…」と、誰かが変えてくれることをぼ~っと待つよりも、「できないかもしれないことにチャレンジしてみる!」という方が100倍マシですからね。

きっと、あのまま一教員を続けていたら、あっという間にバーンアウトしていたでしょう。

バーンアウトをギリギリ持ちこたえた経験は、役立つ形でまとめました👇

もちろん、右も左も分からない弱小教員ができることなんてたかが知れています。

だからこそ、立場も職種も違う地域の方々との連携が大切。

本当に身をもって実感することができました。

そんな経験から、最初は「子ども向けの第3の居場所」だったのですが、活動を続けているうちに、

「もしかしたら『ピースカフェ』のような取り組みは、現代社会が抱える『孤独』さえ解決できるのでは」

と、気づいたのです。

そこで今回のメンバーシップ記事では、「第3の居場所が現代社会が抱える孤独問題に対してどのように切り込んでいけるのか」というのがテーマ。

もちろん、答えを出しきっている訳ではありません。

しかし、「孤独」という問題は間違いなくぼくたち自身も抱え得る問題ですが、何も対策をすることなく楽観視している訳にもいかない。

ぜひ共に、「新しい教育のかたち」だけでなく、「ぼくたちには何ができるのか」を一緒に考えていただけたらと思います。

▼リアルに「集まる場」が必要な理由

デジタル化がこれでもかと加速し、「便利さ」という視点で見れば間違いなく現代社会は人類史上類を見ないほど発展しているでしょう。

しかし、その反面、人々が抱える「孤独感」も加速しています。

そんな「孤独感」を払拭するために必要なのは、「豊かなかかわり」であることは自明の理でしょう。

そして、「豊かなかかわり」を獲得するためにぼくたちができることとして「コミュニティへの所属」があるのです。

こんな記事にも書きましたが、

人生の幸福度に直結する「夢」とか「希望」というものは、「同じ価値観をもった人たちとの触れ合いによって価値をもつ」のであり、「夢」に向かって孤立無援で進んでいる状態では、もしかしたらより「孤独感」を深めてしまうかもしれません。

同じ価値観をもった強いコミュニティといえば、「宗教」はかかせません。

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