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「孤独」を好む人の特殊スキルとは

この世界は、「外向型人間向け」につくられています。

この記事にも書きましたが、人前に立って集団を統率したり多くの人から憧れの視線を向けられるいわゆる「目立つ人」というのは、「外向的」なパーソナリティを備えている確率が高いのです。

だからこそ、世の中は外向型人間有利ともいえる。

しかし、そんなキラキラキャラに屈することなく、自分自身のよさを認め、自分の力が発揮できる環境を選択していくことで、「内向型人間」いわゆる「孤独の達人」も特殊スキルを発動して活躍することができるのです。

本記事では、そんないい意味で「孤独な人」のメリットを書いていきます。ぜひ、読んでみてくださいね。


▼人間は基本的に楽観的である

「レイク・ウォビゴン効果」を聞いたことがあるでしょうか。

「平均以上効果」とも言われますが、ざっくり説明すると、「あらゆることにおいて自分は平均以上だ」と考える人間の特徴のこと。

よく引き合いに出されるのは自動車の運転。車の運転技術に対して「あなたの運転技術は平均と比べてどうですか?」と質問をすると、ほとんどの人が、「自分は平均以上です」と答えるというもの。

先生界で言えば、「あなたの授業はおもしろいですか?」と聞かれたとしたら、「まぁまぁ平均よりは…」と多くの先生が答えるでしょう。

しかし、客観的に考えてみると、この自己評価は大きく間違っている訳で、一度子どもたちに謝った方がいいでしょう。

話が逸れましたが、ここで大切なのは、「私たちの脳は、基本的に楽観的に考える」ということ。

そして、この楽観主義は、決してわるいことではありません。

「私の実力は努力によって伸びる!」と信じる子どもほど勉強ができるようになるというマインドセットはご存じでしょう。

このように、たとえ思い込みだったとしても、他者から何を言われたとしても「自分の実力を信じる」ということは力になるのです。

ただし、極端な楽観主義を除きます。何にも勉強していないのに、「何か明日のテスト、100点取れそうな気がする」というのは、楽観主義すぎるので注意しましょう。

▼「孤独の達人」の特殊スキルとは

さて、ここからが本題。

人間のスタンダードが楽観主義だとしても、その中には物事のリスクに目を向けて考えがちな「悲観主義者」もいるのは事実。

きっと「孤独の達人」の中には、悲観主義というパーソナリティをもった方が多く存在しているに違いありません。

悲観主義者である孤独の人は、多くの人がかけている「楽観メガネ」をかけていません。だからこそ、ここに特殊スキルが発動される。それは、

「現実をありのままに受け止めることができる!」

という素晴らしい力をもっているのです。

例えば、あなたが何かしらのイベントを主催したとしましょう。イベント本番までこつこつ準備を進めてきた過程もありますから、イベント終了後の反省会では、「ちょっとしたミスもあったけど、まぁ楽しかったよね!」という楽観的な答えにおちいりがちではないでしょうか。

しかし、孤独な人は、一味違いますよ。

「いや、〇〇な部分はもっと改善の余地があると思います。」

と、冷静沈着にイベントから得た正しい情報を伝えることができるでしょう。

ただ、このような意見が出されると、話合いとして「まぁ、楽しかったんだからいいじゃん。」となりがちなことも分かります。

しかし、忘れてはいけません。この世の多くの人は「楽観メガネ」をかけている。そのメガネをかけている人が「いいじゃん。」と言うのと、メガネをかけていない孤独の人が「改善の余地あり!」というのでは、確実に孤独の人の意見の方が的を得ているのです。

分かりますよ。「頑張ったんだからいいじゃん」というその気持ち。

しかし、僕は孤独側の人間なので孤独側から言わせてもらうと、みんなが「いいじゃん」で進んでいくことは非常に危険。

常に客観的にかつ冷静に意見をしてくれる孤独の人の存在価値は大きいのです。

ちなみに、孤独の人の特殊スキルを朗々と謳いあげてきましたが、悲観主義を極めすぎるとちょいと危険。

孤独の人は、問題に対して冷静に対処しつつ結果を正しく受け止めるスキルをもっているので、問題が解決しなかったときやうまくいかなかったときは、「学習性無力感」を引き起こしてしまう可能性大なのです。

さらに、極端に孤独を極めると普通の人が「快」と感じることに感情が動かなくなる「無快感症」になる可能性もあります。

「外向的」、「内向的」と乱暴にカテゴリを2つに分けて解説してきましたが、当然のことながらどちらか100%という訳ではありません。

誰しもが、外向と内向の間に位置しているのです。

そして、自分の立ち位置を意識して物事を判断したり取り組み方、環境を選択することが自分の力を発揮することにつながるのです。

▼まとめ

本記事では、「この世界は外向型有利だけれど、内向型の人だって活躍できるんだよ!」という内容をまとめました。

ぜひとも、自分の立ち位置を生かし、活躍してくださいね!!



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