【学級経営】教師ができる「キャラ付け」の絶対的効果とは。
「仏キャラ」で通っているJUNです!
なぜ「仏キャラ」なのかというと、周囲の人から見れば「何でも受け止めてくれる。」みたいなイメージらしいのです。「仏キャラ」側からしてみれば、「感情の起伏がない。」というだけなのですが、物は言いようです。
本日は、そんな話題。
「キャラ付け」って意外と重要なのですよね。僕自身、「仏」と呼ばれるようになってからというもの、「自分の感情のなさが、周囲に『落ち着いている』印象を与えるんだ。」という発見をしたと同時に、「慌てふためく姿を見せてはいけない。」なんて使命感をもって「キャラ」を演じようという気持ちになってしまいました。
もうすぐ新学期。
新たなスタートは、新たな環境の中で「自分のキャラ設定」を模索する季節でもあります。もちろん、キャラ設定は多くの場合、周囲からの評価になるので、自分の思い通りにいくとは限りません。そんな「キャラ設定」について知っておいてほしいことをまとめましたので、ぜひともお望みのキャラになれるよう読んでみてくださいね。
▶「キャラ設定」に及ぼす教師の威力。
僕の記事では徹底して「教育」や「子育て」にコミットしてきましたので、今回の「キャラ話」も学校を舞台に展開させてください。
4月から多くの子どもたちは新たな環境でのスタートになることでしょう。きっと、新たな気持ちを胸に、モチベーション高めで「今年もやったるけん!」と闘志を燃やしているのではないでしょうか。
中には、僕のように「またスタートか・・・。」と気持ちがのらない子どもさんもいると思いますが、子どもたちに総じて言えることは、
「新たな自分との出会うチャンス!」
とだけは言わせてください。
この新しい環境というのは、これまでの自分を継続するのもよし。憧れる「自分」がいるのなら、それを実現するチャンスとも言えます。
それが、「キャラづくり」なのです!!
過去がどうとかは関係ありません。もちろん、自分のことを良く知っている友達からは、「あれっ、今までとちょっと違わない?」なんて言われるかもしれませんが、関係ありません。自分が「なりたい!」と思う「自分」がいるのなら、ぜひともスタートダッシュで決めてしまいましょう。
なぜなら、繰り返しになりますが、
「キャラ設定は、周囲の人が決めるから。」
に他なりません。
そして、その筆頭格が、何を隠そう、
「教師!」
なのです!
言わずもがなですが、「教師」の「子ども」にかかわる接し方や声かけは、その「子ども」のキャラづくりに大いにかかわってきます。
だからこそ、教師側も子どもとの接し方に気をつかう必要があるのです!
▶「教師」が意識したい「肩書き」の力。
さて、もっと具体的に「キャラ設定」の話を掘り下げていきましょう。
上記に教師の子どもに対する「キャラ設定」は非常に効果があるという内容を書きましたが、その効果をさらに強化する必殺技があります。それは、
「肩書きを付ける!」
という方法です!
ここでおもしろい実験を1つ。
アメリカの病院を対象にしたある研究で、「清掃スタッフにある肩書きをつけることでモチベーションを爆上げした。」という結果があるのです。その肩書きとは、
「病院のアンバサダー!」
という肩書きをつけたのです。もちろん、「あなたたちの仕事は清掃だけれども、あなたたちの仕事も含めて治療のプロセスの1つなのです!」という説明も付け加え、清掃員の方に「肩書き」を与えると、何と働き方が向上したというのです。
きっと、それなりに経験を積んだ先生方であれば、納得されるのではないでしょうか。僕自身も、「掃除リーダー」を多用しています。
人間の特性として、「集団で仕事に取りかかると、一部の人はさぼりがちになる。」というものがあります。
だからこそ、さぼりがちな子どもが掃除をしているところを捕まえて、
「〇〇さんは、掃除リーダーに相応しい!!!」
なんて、「肩書き」を与えると、次の日からめちゃくちゃ頑張って掃除をするようになります! もちろん、「肩書きがある。」という理由もあるのですが、「周囲から見られている。」という理由もあるでしょう。さすがに「リーダー」が一番にさぼることはできないので。
また、「肩書き」とまではいかなくても、「プラスのイメージ」をつけることも効果的です。普段は注意散漫で話が半分くらいしか伝わらないお子さんが、たまたま興味をもって僕の話を聴いてくれているときに、
「〇〇さん、話の聴き方が上手!」
と、みんなの前で価値づけると、それからというもの、話を聴くときには「頷きながら聴く。」という態度が見られるようになったのです。
このように、「肩書き」や「イメージ」の力は、非常に効果的なのです!
▶まとめ。
本記事では、「教師から子どもへプラスのレッテルを貼っていこう!」という内容をまとめました。
「レッテルを貼る。」というと、イメージは悪いかもしれません。しかし、使い方次第で善にも悪にもなるのです。
だからこそ、教師の子どもに対する接し方は、慎重にならなくてはいけません。冗談でもふさわしくない対応をしてしまうと、そのような「レッテル」が子どもに貼られてしまうかもしれないからです。
特に新しい環境となる4月は、プラスのレッテルを貼りまくりましょう。そのレッテル効果が、学級づくりに貢献してくれる子どもたちを育てていくのですから!!
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