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【子育て】子どもの「将来」にまで使える「ルール」とは。

素直に見られがちですが、わりとひねくれているJUNです。

その「ひねくれ」は、「ルール」という言葉に敏感に反応するようにできています。「こうしましょう。」という提案に対して「なぜですか?」と変なスイッチが入ってしまうのです。

本日は、そんな話題。

一応断っておきますが、「ひねくれ度」で言えば、中程度。会議の進行を妨げたり、その場の雰囲気を凍り付かせるほどのものではありません。しかし、様々なことに対して「『余白』があったの方が、自分らしさを発揮しやすいな。」なんて思ってしまうことがあるのです。

しかし、「ルールのない無法地帯はだめ。」ということも分かっています。そこで気になるのは、自信をもって「『これは守った方があなたのためになるよ!』というルールって何なんだ?」ということでしょう。

そんな永遠の悩みのヒントとなる情報を見つけましたので、ぜひとも子どもさんに「本当に価値のあるルール」として紹介してあげてくださいね。

▶「子ども時代」から教えてあげた方が良いルールとは。

さて、僕が情報をみつけたは、#保育園義務教育化という本です。

大変おもしろい切り口で書かれている本書ですが、「ルール」について興味深い調査が紹介されていました。

京都大学の西村和雄さんたちの調査によれば、「子ども時代に教えられたことで、大人になったときの年収に影響を与えるもの」が確かめられたのです。

おっと!これは、聞き捨てならないぞ!と。親御さんや教師たちからふりそそぐルール地獄。では、このありとあらゆる「ルール」の中で、本当に子どもたちの将来に影響をあたえるのは、次の4つだったのです。


①うそをついてはいけない。
②他人に親切にする。
③ルールを守る。
④勉強をする。

はい!この4つでした!

なんと、この4つのことについて教えられた子どもたちは、

「そうでない人に比べると、平均年収が57万円高かった。」

ということが分かったのです!!

もう、このような調査があったのですから、明日から堂々と子どもたちに声をかけていきましょう!

しかし、覚えておかなければならないのは、「ルール化しても影響を与えないもの」があったこと。

①ありがとうを言う。
②大きな声を出す。

という教えは、大人になっても特に何の影響ももたなかったというのです。

この調査から示唆されることは、

「ルール化しても、効果的なものとそうでないものがある。」

ということは、言えますよね。

ただ、僕を含めた教師は、研究者ではないので、「どんなルールが大人になったときまで影響を与えるか。」を調べることはできません。

しかし、このような調査があることを念頭に置いて、「じゃあ、どんなルールを子どもたちに教えていくべきか。」と一度考えてみることは大切だと思うのです。

▶やっぱり大切な「自制心」。

ここまで見てきたように、「子ども時代の教え」は、大人まで影響を与える場合があることは、理解しておく必要があるでしょう。その方が、やりがいも湧きますしね。

さらに、おまけでなかなか深刻な話題を出しておきます。

僕の記事でも散々話題にしてきた「自制心」

結局、テストの点数がどうとか、優しい心をもっているとかも大切なのですが、子どもが大人になったときに絶対的に必要な力は、やっぱり「自制心」だと再認識できる研究を紹介しておきます。

行動経済学者の池田新介さんの研究によれば、

「子どもの頃、夏休みの宿題をギリギリまでやらず、休みの最後にしていた人ほど、大人になったときに借金が多く、喫煙傾向にあり、肥満者になる確率が高い。」

ということが分かったのです。

おまけで出すには、ちょっと笑えないような内容ですが。

この研究の受け止め方として大切なのは、

「子どもの頃の姿は、簡単には変わらない。」

ということです。

子どもの「価値観」に切り込むことはなかなか難しいのは分かっています。

だからと言って、何もしないのは気が引けます。

もちろん、一期一会ですから、できる限りのアドバイスはした方がよいですよね。「学校」という場所は、子どもたちに影響を与える「環境」の1つです。だからこそ、「粘り強い学級集団」を作り上げることで、少しでも多くの子どもたちに望ましい習慣をつけることができる可能性もあるのです。

ぜひとも、本日シェアさせていただいた内容を念頭におきつつ、目の前にいる子どもたちに接してあげてくださいね。

▶まとめ。

本記事では、「子どもへの教えは大人に通ず!」という内容をまとめました。

ここまで書いてきておいて元も子もないのですが、やはり「最終的にどう生きるかを決めるのは、子ども自身。」ということですよ。正論ぽい言い方で「こうした方がきみのためだ!」と言葉を投げかけても、僕のようにひねくれていたら、逆効果のパターンもあるかもしれません。

そんなことを考えていくと、「どうすればいいんだ!」と発狂しそうになるかもしれません。やはり、最終的には、「自分が良いお手本として態度を提示してあげる。」ことに尽きるでしょう。

やはり、「言葉」と「行動」が一致している人の「説得力」は半端ないですからね。

ぜひとも、親御さんや教師自身が「自制心」を発揮する姿を見せてあげることで、子どもの人生により良い影響を与えてあげてくださいね!!


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