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【学級経営】本当に必要な学級の「ルール」とは。

自分に甘いことで有名なJUNです。

僕レベルになると「甘い」とかいうレベルではありません。むしろ、「無理をして守らないといけないようなルールの方が悪い!」と思ってしまうくらいの上級者ですからね。

本日は、そんな話題。

何もありとあらゆる世の中の仕組みにいらだっている訳ではありません。キーボードも優し目に叩いています。しかし、学校という場所は、往々にして「ルール地獄」におちいりがちです。

様々なシステムエラーがあることも事実なので、どうしても「ルールが増えていく」環境にあるのは仕方がないかもしれませんが、それなりに経験値を高めた先生方であれば、もっとシンプルなルールでいけるはず。

では、何が有効な「ルール」なのかを書いていきますので、心穏やかに読んでみてくださいね。

▶本当に必要な「ルール」とは。

結論を最初に述べておくと、

「ルールは少ない方が良い!」

と、これだけは譲れません。

その理由は、単純明快、

「ルールが多いということは、『その場での判断』が多いということ。」

だからです。

それの何が良くないのかというと、

「判断基準が多様になり、ルールの定着に時間がかかる。」

ということです。

往々にして、「ルール多め」の環境にいると、

「えっと、この場合は、どうだっけ。」

と、守ろうとすればするほど、「ルール」を確認する作業が必要になります。なぜか、それは「ルールが多いから」に決まっています。

だからこそ、ルールは、

「シンプルで応用が利くこと。」

を心がけて決める必要があります。

例えば、

「自分がされて嫌なことは友達にはしない。」

という「ルール」は、最強です!!

むしろ、学級の「ルール」は、これ1つでいけんじゃないかと思います。

だって、どんな判断をする場面になっても、

「自分がされて嫌かどうか。」

という視点で考えれば良いのです。

むしろ、この「ルール」1点だけ定着すれば、きっと「この場合は、どうかなぁ。」と考える力がつくこと間違いなし。

たまたま、友達と気持ちがすれちがったときも、

「自分がされても許せる行動だったかどうか。」

を基準に振り返ればよいのです。

その振り返りの中に「自分は許せるけど、友達は許してくれなかった。」なんて気づきがあれば、他者と自分との価値観の違いに気付けますよね。

また、それも「あり」ではないですか。

とにかく、何かしらの「判断場面」に立たされたとき、「ぱっと思いついて自分で考えられるルール」こそ、最強なのです!

▶「ルール」づくりの判断基準。

さて、「シンプルで余白があるようなルールが最強」という内容を書いてきましたが、では、そのような「ルール」をどうやって見いだしていくかについて書いていきます。

結論をまた最初に書くと、元も子もないのですが、勇気をもって発表します。その作り方とは、

「経験則。」

しかありません。

「結局経験者優位なのね。」と思われた方、そうなのです。なぜかというと、やはり「何事も修正を重ねた結果出されたものがベスト」としか言わざるを得ないからです。

きっと、教師界で言うと、経験が浅い先生方の方が、「ルールが多い」はずです。その理由は、もう繰り返しになりますが、

「経験が少ないほど、決まり事で統制をはかろうとする。」

からなのです。

どんな職業でも言えると思いますが、自分の経験がないプロジェクト場面で、「いいから、みんな自由にやってよ!」とは、口が裂けても言えません。あまりにも怖すぎます。

きっと、いろんな場面を想定して、「こういうときは、こう。」「ああなったらこう。」というように、「場面」に応じた「ルール」が出来上がっていくことでしょう。

しかし、「ルールが多いことの弊害」が出てきます。それは、

「覚えきれない。守り切れない。自分も使いこなせない。」

という「あるある3連ちゃん。」。これはなかなか根が深い問題です。

「ルール」というのは、言わずもがな、守らないと価値がない訳ですから、「時と場合によって変化する」ことは許されません。そして、子どもたちに「求めれば求めるほど。」判断を任される人の「あいまいな判断」は許されないのです。

子どもたちが、その先生の曖昧さを見逃すはずがないので。時に厳しくて、時に甘いような理不尽は、見逃されないでしょう。

だからこそ、「シンプルで、自分の解釈をいれやすいもの。」をルールとして、余白の部分を「話合い」や「価値観のすり合わせ」によって埋めることにより、

「子どもたちが決めたルール。」

として、定着をはかることができるのです。

▶まとめ。

本日は、「シンプルなルールが最強!」という内容をまとめました。

これは、大人もそうですよね。上司が決めた、理不尽なルールには、文句を言いたくなるものです。そして、自分はちゃんとやっているつもりなのに、甘い判断をされている人を見ると、心がもやもやすることもあります。

このように、「ルール」というのは、集団生活において必要不可欠であり、「荒れ」の原因をつくりだす諸刃の剣のようなものです。

「最後に言うなよ。」と言われそうですが、「誰のためのルールなのか。」という視点もとても重要。

もちろん、素晴らしいルールというのは「子どもたちが生活しやすい。」ものであり、「先生が管理しやすい。」ものではないことを明記して終わりたいと思います。

ぜひとも、「ルール」から考えられる子どもたちを育ててあげてくださいね!!



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