「燃えつき」を防ぐための小さな一歩
校内で「働き方改革」を推進しているJUNです。
とはいえ、教師の「働き方改革」というのはなかなかむずかしい。
「勤務時間内に終わらない。」という問題を解決するのであれば、「絶対絶対すべきこと」だけにしぼって、それ以外に手を付けないという方法で表面上の解決はできるでしょう。
しかし、「楽しい授業がしたいから。」という教師魂で準備に時間を割いている先生たちがいることも事実。
そのモチベーションに従って黙々と働いていると、気付いたらもう….。という感じで日々が過ぎていくのです。
ただ、ここに「やらされている感」がない先生もいる。
研究者のキャリー・チャ―ニスさんとデビッド・クランツさんによれば、
という発見がされています。
だからこそ、働き方改革を「時間の短縮化」にしてしまうと、先生たちのモチベーションを奪い取ってしまいかねない。
だからこそ、「先生が自分のために使える時間」を増やし、「価値の分からない雑務」を削っていった方がいいのかなぁと考えています。
その反面、教師のメンタル不調は、目を逸らしてはいけない問題です。そんなメンタル不調を防ぐためにも、「自分のがんばりを認めよう!」という内容を次章に書いていきますね。
▼燃えつきを防ぐ、日々の小さな一歩
さきほど、「天職にかかわっている人は、燃えつき症候群になりにくい」という調査を紹介しました。
ここで疑問となるのは、「どんなときに燃えつき症候群となるのか?」ということですよね。
そんな問題については、過去にこんな記事を書きました。
もちろん、1つの要因に集約されることではありません。
例えば、心理学者のクリスティーナ・マスラックさんによれば、「燃えつき症候群は、自分に適していない職業に就いた時に起こる」と主張されています。
ただ、適した職業となると、「そんなの簡単に見つからないよ~」という気持ちもありますよね。
さらに、「やってみたら意外と結果を出せてしまい、周囲から天職だとみられてしまう」なんて自体が生じることさえあります。
このような状況になったとき、燃え尽き症候群が静かにしのびよってきます。
燃えつき症候群のスタート地点として、
・負担が重すぎる
・果たすべき役割が自分に合っていない
・仕事内容が自分の価値観に合っていない
というような要因が考えられるとのこと。
もちろん、このような状況に陥ったからといって必ず燃えつき方面へいくわけではありません。
怖いのは、「進歩してないのではないか。」という疑念。
そう、自分自身の働きに成果を感じられなくなってしまうところに燃えつきの魔の手が潜んでいるのです。
だからこそ、「今日もがんばったな。」とか「全部が終わったわけではないけど、また一歩進んだぞ。」と自分を認めてあげることが燃えつきから逃れる方法なのです。
できることなら「環境を変える」ということが最善策。
しかし、「今の環境の全てが合っていない」という状況であるとも限りません。「自分がやりたい仕事も含まれているけれど、やりたいくないこともある。」という状況も多いでしょう。
そんなときこそ、その日の進歩に目を向けようではありませんか。
▼まとめ。
本記事では、「自分のがんばりに目を向けよう!」という内容をまとめました。
もちろん、大人、子ども関係ありません。子どもさんにも、「今日のがんばりを自分で褒める習慣」をシェアしてあげてくださいね。
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