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【はじめに】「孤独」の教科書

「あなたがどんなに孤立していて、どんなに孤独を感じていても、真に誠実に仕事に取り組んでいれば、未知の友人たちがあなたを求めてやって来るだろう。」

カール・ユングは、孤独な人にこのようなエールを送っています。

あなたは、

・友達の数ばかり数えていませんか。
・気の進まない会合に「付き合いだから」としぶしぶ参加していませんか。
・「話題についていけないから」という理由で興味のない流行ものを追いかけていませんか。
・帰宅してから素の自分を取り戻し、どっと疲れた気分になりませんか。

もしも、このような項目に当てはまるのなら、あなたは「外向装い型人間」かもしれません。

大ヒットアニメ映画「ズートピア」の主人公である、ジュディは「誰でも何にでもなれる」という台詞を馬鹿にされながらも、自身の行動力と努力で理想の未来を切り開いていきました。

そんな真っ直ぐなウサギの姿に、勇気をもらった人は数限りないでしょう。

ただ、ここで大切なのはジュディが心から警察官になりたいと思っていたところにあります。

ジュディは、幼い頃から警察官にあこがれ、両親の理解を得られなくてもチャレンジすることを自ら決断しました。数々の挫折や困難にぶつかっても自分の夢に向かってひたむきに進んでいくストーリーに多くの人が心打たれるのです。

しかし、この真っ直ぐなストーリーは、全ての人に応用できる訳ではありません。というのも、多くの人が、「私は〇〇になりたい!」という夢に向かって一直線に進んでいる訳ではないのです。

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