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「わすれものをした人」を発表しない方がよい理由。「罰してやめさせる」行為が逆効果になる場合。

「矛盾」していることが大好物のJUNです。

「分かっているのについつい」なんて人間らしいところを見つけると思わず嬉しくなってしまう。

本日は、そんな話題。

ここまで読んで、「あれ?」となった方。正解でございます。
これは、16日にアップしたもの。

なんと、同じ日の同じ時間帯に2記事アップしてしまうという失態。
まだ、付け足したい情報があったのに・・・。
ということで、
おもしろい情報を書き足し、有料記事として返ってまいりました。

「罰することの逆転現象」が追記されていますので、ぜひとも読んでみてくださいね。

たびたびアップされる有料記事を読んでくださる方は、こちら。

ここからは、以前にもアップされた部分なので、読まれた方はさらっとどうぞ。

「総合的な学習の時間」たびたび取り上げられ「ごみ問題」。

子どもたちが、「ごみの削減」に取り組んでいく過程での”あるある”として、「公園にごみ箱を設置しよう」というものがあります。

この結果がおもしろい。

「よかれと思って公園にごみ箱を設置したら、ごみ箱がなかったときよりもごみが集まってしまう。」

という逆転現象が起こり、子どもたちはびっくらこくのです。
#びっくら

このような逆転現象は、「ごみ箱設置チャレンジ」の度に起きるので、”あるある認定”とさせてください。

ただ、原因をとことん追究している実践には出会ったことがないため、ここからは僕の予想ですが、

「ごみ箱を設置することにより、公園からごみを持ち帰ろうという意識が薄まった。」

という要因はあるのではないかとにらんでおります。
#じっちゃんの名にかけて

本日は、そんな話題。

この「ごみ箱逆転現象」のようなことは、日常の中にたくさん潜んでいるのです。

その1つが、「わすれもの指摘問題」

それについて、解説していきます。これがけっこう汎用性があるのです。

自分の生活にも応用できないかを考えながら読んでみてくださいね。

▼「わすれもの」を指摘しない方がよい理由とは。

みなさんの学級では、朝の会の中に「わすれものチェック」なぞ、入っていないでしょうか。

あ、いや、それがいけないと言っている訳ではありません。

しかし、その方法によって逆転現象を引き起こす可能性があるのです。

やってしまいがちなよくない例は、

「えー、本日、宿題をわすれた人は、5人です。明日から持ってきましょう。」

のような指摘。

チェック側としてみれば、「わすれた人をはっきりさせ、明日は持ってくるよう心がけてもらう」ということがねらいだとは思います。

しかし、人間は本当におもしろいもの。

わすれてしまった子どもさんは、直接的に言わないにしろ、

「あっ、俺の他にも4人もいるのね。1人じゃなくてよかった。セーフ。」

と思ってしまうかもしれないのです。

さらにさらに、指摘することによって被るデメリットは、「わすれなかった人」にも及びます。

「えっ、5人。結構わすれてんじゃん。なんだ、無理して取りに帰る必要なかったな。」

みたいな感じで、ちょっとした心の油断が生まれるかもしれません。

何が言いたのかというと、

「わすれている人が数人いると、変な安心感が広がって、もしかするとわすれものが増えてしまう。」

ということ。

ここでおもしろい実験を1つ。

アリゾナ大学の心理学教授のロバート・チャルディー二さんが、アリゾナの化石の森国立公園で行った実験をご紹介します。

その公園では、貴重な「化石樹木」の盗難に悩んでいました。

公園側も困ってしまい、

「化石樹木が盗難にあっています。その量は、年間14万トンにものぼります。」

という看板を立て、注意を促しました。

しかし、チャルディー二さんの実験では、この看板が「逆転現象」を起こしていることを確かめました。

そう、「14万トンもなくなっているのなら、僕も持って帰っていいかな。」と思ってしまう人が続出したのです。

むしろ、「看板を設置しない方が盗難が減った。」というのですから、まさかの展開ですよね。

これは、人間の特性である「多数派に属したい」という心理が働いています。

だからこそ、話を教室に戻すと、「わすれもの」を減らしたいのであれば、

「みんなわすれずによく持ってきたね!!」

と、「わすれなかった人を褒める」方が効果的なのでしょう。

ぜひとも、知らず知らずのうちに「わすれもの許容」を起こさないよう、言葉がけには注意してくださいね。

▼まとめ。

本記事では、「よかれと思ってが、逆転現象を引き起こすよ!」という内容をまとめました。

日常生活の様々な場面でやりがちですので、ぜひとも、効果的な方法を見直してみてくださいね。



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▼「罰すること」で生まれる「逆転現象」とは。

さて、ここからが有料部分。

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ちなみにあなたは、保育園「送り派」ですか?
それとも「迎え派」?

一応こんな僕でも子育て真っ最中。

もうすぐ3人目が卒園を迎えます。

僕自身、「送り」も「迎え」も経験したのですが、ヒリヒリしたのは、「迎え」でした。

そう、「お迎え時間に間に合わず課金されてしまう問題」との戦いだったのです。

きっと、「お預かり延長時間」と日々にらめっこしている親御さんは多いのではないでしょうか。

そんなあなたにおもしろい実験をご紹介します。

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✅「みんな」がやっているから... ✅「昔から」そうだったから... ✅「なんとなく」正しそうだから... 「普通」からはみ出したとき、「…

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