「楽観力」の伸ばし方〜自己対話のメリットと実践方法〜
私たち人間は、いかなる時も考えることをやめません。
考えるつもりはなくても、頭の中には次々と考え事が浮かんでくる。
そんな無意識に浮かんでくる思考が、意外と自分の本質だなんてことありませんか?
時には、考えたくないようなネガティブに支配されてしまうこともあるでしょう。
そんなピンチには、とめどなく湧いて出てくるネガティブを「自己対話」によってポジティブに変換してあげることが、私たちの心の健康と人生の質に大きな影響を与えるのです。
本記事では、自己対話を使いこなすことで、人生の充実に一役買ってくれる「楽観力」を育てようじゃないかという内容。
ぜひとも、自己対話を使いこなしてくださいね。
動画はこちら👇
▼自己対話のメリット
まずは自己対話のメリットについて確認しておきましょう。
ざっくり書き出すとこんな感じ。
これだけポジティブなことがあるのですから、取り組まない手はないでしょう。
しかも、自己対話のメリットは、心がけ次第で手軽に取り組めること。
では、どのような実践方法があるのか紹介します。
▼効果的な自己対話の方法
ここからは、メリットばかりの自己対話について具体的な取り組み方を紹介していきます。
ざっと読んでいただき、取り組めそうなところから実践してみましょう。
① ネガティブな言葉を置き換える
1つ目に紹介する方法は、「言葉の置き換え」です。
「人間の思考は言葉によって作られる」と言われているように、ネガティブな言葉を使う人は、世界をネガティブに見ている可能性が高い。
だからこそ、使う言葉を変えてしまえば、世界の見え方も徐々に変化してくるというカラクリでございます。
「いやいや、ついネガティブ言語を使っちゃうから」という方もいらっしゃるでしょう。
ご安心ください。
この方法は、「ネガティブ言語を禁止するのではなく、使った後に置き換えればいい」のです。
「私にはできない」と思ってしまったら「まだできていないだけだ、努力すればできるようになる」に変えるということ。
ネガティブ言語をそのままにしないことがポイントです。
ちなみに、「できる!」と信じることの絶大な効果は科学的にも証明されています。
「マインドセット」についてはこちら👇
取り組むハードルはそんなに高くないのに効果は確か。
これは日常生活に取り入れない理由はありませんよね。
②ポジティブ宣言をする
2つ目の方法も言葉に関するテクニック。
簡単に言うと、「自分が理想とする未来を自分に対して宣言する」という方法です。
もちろん、具体的な理想でなくても構いません。
「私は価値ある人間だ」「私には成長し続ける力がある」など、自分を肯定する言葉を毎日繰り返し宣言してみましょう。
鏡の前で声に出して言うとより効果的です。
ちなみに、ネガティブ宣言をすると大変なことになります。
こちらの記事にも書きましたが、朝一で「あぁ、今日も仕事めんどくせー。」とか、「今日は、忙しくて大変な1日になるぞ。」と、ネガティブ宣言をすると、その日まるまる不幸感に包まれるなんて研究がありますからね。
もちろん、メンタルや体調によって思考にネガティブが登場することもあるでしょう。
そんな時は、①の方法を使っても良いですし、「まぁ、自分だったらなんとかなるけどね!」といった感じで、乗り越えられる宣言をするのもおすすめ。
とにかく、ネガティブ思考は、そのままにしておかないことが大切なのです。
③ 第三者の視点を取り入れる
「自己対話に第三者を登場させる」というのも、効果的です。
悩みって本人は真剣に悩んでいても、他者にとってみれば他愛のないと感じるもの。
だからこそ、「もし親友が同じ状況だったら、何と言って励ますだろう?」と悩みの主役を他者に譲って、自分を第三者の立場に置いてみる。
すると、とたんにポジティブになったり、良いアイデアが浮かんできたりするのです。
④自分に優しく話しかける
どうしても幸福度が低くなりがちな人の特徴として「必要以上に自分に厳しい」というものがあります。
自分に厳しすぎるが楽観力が高いとは考えにくいですよね。
だからこそ、まずは、「自分に優しくしてあげる」ことから始める必要がある。
特に失敗のような、ネガティブに囚われたのなら、「大丈夫、次はうまくいくよ」と優しく語りかけ、自分自身を救ってあげることが大切なのです。
⑤質問形式で会話をする
対話において「質問」というのは欠かせません。
相手との関係性が深まるきっかけも、「質問」がつくってくれます。
だれしも「質問」されると、「おっ、自分の話に興味をもってくれているのかな?」と思うじゃないですか。
さらに「質問」の優れたところは、言うまでもなく物事の本質に迫っていけるということ。
自分自身に対して、「どうすればもっと良くなるだろう?」「この経験から何を学べるだろう?」など、質問を投げかけ、問題を深掘っていきましょう。
これのような質問自己対話が、問題解決思考を促し、問題を楽観できる切り口を見つけ出してくれるのです。
▼まとめ
本記事では、「楽観力を高めるためにも自己対話をしてみよう!」という内容を紹介しました。
自己対話による楽観力向上は、一朝一夕にはいきません。
脳が次第に変化する性質を考えると、毎日少しずつ、意識的に実践を継続することが大切です。
始めは違和感があるかもしれません。
それは、僕たちの脳が変化を恐れる「現状維持バイアス」なのです。
変化するためにはいつも通りから脱し、違和感のあることに取り組む必要がありますからね。
ぜひ、自分との対話を深めつつ、楽観力を高め、人生をより豊かで幸せなものとしてくださいね。