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【学級経営】学びの集団を組織するために必要不可欠なこと
自分の実力を伸ばすためには、なにがなんでも「環境」にこだわる必要があります。
例えば、「村一番のサッカー選手」がいたとして、村の中でチヤホヤされていたとしましょう。
しかし、隣町ではさらに技術が高い「町一番のサッカー選手」がいる。
彼らが出会ったのであれば、それまで「村一番」を自負していたサッカー選手は軽く挫折し、「もっと練習しないとな!」と気合いを入れて、技術を磨き始めるでしょう。
この軽い挫折のタイミングが本当に大切で、なるべく早く現実を見た方がよいでしょう。
ある調査では、「田舎町の底辺野球チームに、都会から一流の選手が加わると、チーム全体の技術が向上する」なんて結果もあるのです。
人間は、自分が見たこと経験したことでしか判断できません。一流を目指すであれば、とにかく早い段階で一流と出会っておくことは必要不可欠。
このように環境の力は偉大なのですが、自分から選択して使いこなすことができればさらに有益ですよね。
例えば学校。勉強の効率を上げたいのであれば、学級という小集団を「学びの集団」として雰囲気を調整することが大切。
そんな「学びの集団」をつくる際、絶対に意識したいことを1つ紹介します。
ちょっと広げて解釈すれば、学校以外の場所でも使えますので、ぜひとも読んでみてくださいね。
▼環境を調整するために必要なちょっとしたこつ
人間は社会性の生き物であり、集団で生活することを好みます。
そして、その集団の雰囲気に自分を合わせようと努力する。
例えば、転校生で考えてみましょう。右も左も分からない新しい学校。新しい教室に案内されて新生活をスタートさせました。
きっと、その転校生は、「先生は、どういう人なのか?」とか「教室の子どもたちはどのようなルールで動いているのか?」を敏感に察知して、その雰囲気に合わせようとするはずです。
人間は適応能力が高いですからね。きっと、すんなり新しい環境に溶け込んでいくでしょう。
ということはですよ。やはり「教室内にどのような価値観があふれているのか?」ということが大切なのです。
そして、その価値観(雰囲気)を学習効率アップにつなげるのであれば、絶対に防がなければならないのが「ちょっとしたズル」なのです。
ちょっとしたズルを防ぐべき理由は、実験でも確認されています。
デューク大学教授のダン・アリエリーさんは、
「誰かがズルをして逃げ切れたことが分かると、やがてみんながインチキするようになる。」
の報告しています。また、
「仕事のチームに悪いお手本となる人がいるとチーム全体の生産性が30%~40%低下する」
なんておそろしい研究結果もあるのです。
#残酷すぎる成功法則
このような研究結果は、学級経営に臨む先生たちの気合いを入れ直してくれるでしょう。
子どもたちに勉強の楽しさを伝えたいのであれば、子どもたちが所属する学級という集団の力、環境の力は必須です。
そして、学びの集団をつくり上げたいのであれば、子どもたち一人一人の微妙なサインを受け止め、生かしていく必要がある。
そのサインの1つとして、「ズル」というものは決して放置してはいけません。時に学習に臨むふんばりがきかなくても、みんなで励まし合って気持ちを高めていくことができる集団を育てたいものです。
▼まとめ
本記事では、「学びの集団を育てるにはちょっとしたズルを許しちゃだめだよ!」という内容をまとめました。
とはいえ、子どもたちの特性は一人一人違う訳で、先生のキャラも個性ですから、一概に「こうしたらこう!」みたいなことは言えません。
「なるほどなぁ。」くらいに受け止め、頭の片隅においておくとちょっと役立つかもしれません。
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