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ドイツのできる妻とは?日本との家事観の違いと掃除文化
こんにちは!はねうさぎです。
日本では「できる妻」といえば、料理上手な女性を思い浮かべる人が多いと思います。
家庭料理が得意で、手作りのお弁当や丁寧に作られた夕食を用意できることが、理想の妻の像(または、今の時代なら夫)だったりします。
でも、ドイツでは少し違います。
ドイツで「できる妻」として評価されるのは、料理上手よりも掃除や整理整頓が得意なこと。
これは、ドイツの文化や価値観が影響しています。
ドイツで掃除が重視される理由
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1. ドイツ人の掃除へのこだわり
ドイツでは「Ordnung muss sein(秩序が必要)」という言葉があり、清潔で整った家を維持することが重視されます。
実際、ある調査によると、89%のドイツ人が「きれいな家が重要」と答えており、これは世界平均とほぼ同じとのこと。
ではなぜ、ドイツ人の家に遊びに行くと、窓ガラスはピカピカで、トイレの蛇口までピカピカに磨き上げられているんでしょうか。
ドイツ人の掃除へのこだわりは、整理整頓と効率的な掃除にあります。
2. 週末の大掃除文化と掃除スケジュール
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日本では毎日少しずつ掃除をするスタイルが一般的ですが、ドイツでは週末に徹底的に掃除する習慣があります。(もちろん家庭によりますが)
平均して1週間に3時間17分を掃除に費やしているというデータもあり、計画的に掃除を進めるのが特徴です。
さらに、約30%のドイツ人は「掃除しなければ!」という衝動(Putzanfall)に駆られるそうで、これはドイツ人が「家を清潔に保つこと」に対してどれだけ真剣であるかを示しています。
私のドイツ人義理母も習慣化された掃除が生活のルーティンに取り入れられていると感じます。
例えば、家族全員がシャワーをし終わった後で毎日バスルームを掃除するのです。こうすることで、超硬水でカルキが付きやすい場所をきれいに保つことができるんですよね。
3. 来客時の印象が重要
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ドイツでは突然の来客があることも珍しくなく、家の清潔さがその家の管理状況や住人の性格を表すと考えられています。
掃除が行き届いている家は、しっかりとした家庭の象徴と見なされることが多いです。
ドイツ式の掃除テクニック
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1. 効率的な掃除家電を活用
ドイツ人が掃除にかける時間が比較的少ない理由の一つは、家電の活用です。
例えば、多くの家庭では高機能な掃除機やスチームモップ、電動スクラブブラシを使用し、時間を短縮しています。
2. 環境に優しい洗剤の選択
ドイツのスーパーには驚くほどの種類の洗剤が並んでいますが、近年は環境に配慮したエコ洗剤も人気です。
特に、「Allzweckreiniger(万能クリーナー)」や「Kalkentferner(カルキ除去剤)」などのアイテムは、多くの家庭で常備されています。
3. コミュニティでの掃除習慣(Kehrwoche)
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ドイツ南部には「Kehrwoche(掃除当番制)」という伝統があり、集合住宅では住民が交代で共用部分(階段や玄関前)を掃除する習慣があります。
元々は1492年に制定された法律が起源とのことですが、現在でもバーデン=ヴュルテンベルク州などでは続いており、怠ると近所の目が厳しいことで有名です。
私の住むバイエルン州の一部の市町村でも、そのような習慣があり、噂話を聞く限り、ちょっと怖いです。。。
デキル妻は料理よりも掃除?
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日本では「家庭料理が作れること」がデキル妻の条件として重要視されがちですが、ドイツでは掃除や整理整頓ができる女性の方が、より評価される傾向があります。
ただし、ドイツでは「妻が家事をすべてやる」という考え方はあまりなく、夫婦で分担するのが一般的です。
そのため、「できる妻」と言っても、「一人で完璧にこなす人」ではなく、「家の管理がしっかりできる人」というニュアンスが強いかもしれません。
ちなみに、ドイツ人である私の「はねうさ夫」は家事は一切できません…スーパー主婦の義理母に甘やかされ過ぎたんでしょうね(´;ω;`)
まとめ
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「ドイツのできる妻=掃除が上手」という考え方は、一定の文化的背景を反映していると言えます。
ドイツでは、家の清潔さや整理整頓が重視される文化があるため、掃除ができる人は評価されやすいと感じます。
しかし、それは「妻だけが掃除をするべき」という意味ではなく、「家を清潔に保つこと」が家庭において重要な価値とされているということ。
日本との違いを知ると、夫婦の家事分担の考え方にも、新たな視点が生まれるかもしれません。
あなたは、料理上手なパートナーと掃除上手なパートナー、どちらが理想的だと思いますか?
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