お会計をお願いします【The Bill, Please】
食事が済んだらスタッフが伝票を持って来て、それをエントランス近くのレジで会計する、というのは、日本の一般的な飲食店のシステム。
イギリスではテーブル会計が基本。日本でもファインダイニング系ではそういうお店がありますね。
食事が済んだら、テーブルでスタッフを呼んで、会計をお願いし、やがて伝票が運ばれて来たら、テーブルに着席したまま、支払いをするのが、イギリスでのやり方。
このスタイル、イギリスに限らずなので、よく知られている事項だと思います。
では、会計をお願いしたいときに何というか?
それは、
The bill, please.
billはお勘定という意味。
アメリカ英語だと、Check, please.
イギリスだとbillなんですよね〜。そして、イギリス連邦やかつての植民地だった国々でもそう言うかと(全部ではないでしょうが)。
もっとていねいにいえば
Can I have the bill, please?
ですが、まあ、旅行などであれば、The bill, please.でいいんじゃないかな。
これは私の見解ですが、変にきちんと話そうとすると、英語OKととらえれかねないので、が〜っと言ってくる。
でもたどたどしく、ゆっくり、シンプルな単語でしゃべると、向こうもそのレベルに合わせて答えてくれる。
なので、ビジネスでがっちり使う、しっかり英語をやるなどであれば別ですが、観光客であれば、無理しない方が結局賢明だと思うんですよね〜。
私は文法は骨格として大事という持論を持っていますが、それは状況によるし、旅行者であれば、明瞭に意思を伝えることが第一義かと。
さて、食事の会計をはじめ、依頼するときに忘れてならないのは、必ず、pleaseをつけること。たとえシンプルな言い回しでも。
これ、ものすごおおおおおおく大事。
とにかく、PleaseとThank youはマジックワード。
もいっこ付け加えるとExcuse meも。
これ、イギリスの学校で何度か言われたことあったし、ミドルクラスの家庭でホームステイしていたとき、ホストファミリーに幼稚園児がいて、よく両親に、Please, Thank you, Excuse meを付け加えるように訂正されていて、なるほどねぇと感心したものです。
あっ、もいっこ、ものすごおく大事なことを。
お会計をお願いします/The bill, please.
というのはスタッフが自分の席に来たときであって、その前段階として、スタッフにテーブルまで来てもらわないといけません。
このとき、そばをスタッフが通るときにExcuse meと言えばいいのですが、忙しいときや席の場所によってはなかなか近くに来てくれないときもあります。
そんなとき、Excuse meと叫ぶのはNG。絶対やっちゃダメ!
スタッフを目で追い、アイコンタクトがとれたら、自分の側に左手を広げ(相手に手の甲を見せる形)、その手の平に右手でペンを走らせるようなジェスチャーを見せれば、言葉で伝えなくても意味するところ、会計を依頼していることを理解してくれます。
(間違っても指でバッテンを作らないよーに!)
そして、スタッフがやって来て、初めて、
“お会計をお願いします/The bill, please. ”
と言うってわけ。
そのあと、伝票を持っていてくれ、そのあと支払いをして、という手順。
これがねぇ、日本の感覚からすると、時間がかかるんですよ!
次の予定が控えている場合は、急いでいるので、というか、あらかじめ時間にゆとりを持ってスケジュールを組むことをおすすめします。
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