昨日の水ナス
夏の間、ナスは必ず食卓に出ている。
死んだじいちゃんはナスが好きで、浜焼きにすれば5本はペロリ、漬物は毎日食べたい人だった。
ナスにもいろんな品種があって、
この辺りのスーパーで売ってるのは、だいたい筑陽とか千両とか、中長なすで、身も皮もほどよく柔らかめ。
うちの家庭菜園で作ってるのも、それ。
大江自然農園で栽培されてる固定種のおもしろナスたちをじいちゃんが食べたら懐かしがって喜んだだろう。
毎月第3土曜日に恵那市中央図書館で開催されるファーマーズマーケット「たべとるマルシェ」は、コロナの感染拡大を防ぐため中止となった。
野菜が、わんさか収穫できる夏。
梅雨が開けてからの日差しに、うわーっと大きく元気を取り戻したナス。ピーマン。モロヘイヤ。トマト。
マルシェに出店する農家たちは、市場へ出荷するより、お客さんに直接出会って届けたい思いがある。
「831企画」はその筆頭で、マルシェやイベントをフィールドに展開する農業コミュニティ。この日は宅配BOXとしてSNSで集客をし、その日限定で農家自らが宅配サービス販売をした。
同じ831企画の農家がつくる農産物を使ったパン屋さんのフォカッチャ、卵や乳製品を使わず作るお菓子屋さんのスコーン、農家の6次化ジャムなども入って3000円。
トマト農家やいちご農家が栽培するナスやピーマン、オクラ、モロヘイヤ、バジルなども入る。
831企画は、なかがき農園の中垣のあちゃんを中心に、
フカミファームの深見さんやオヤツヤヌフの吉田さんたち、
農家とその周りの加工業者、それらのファンらが集うコミュニティ。みんなで楽しくがモットーで、マルシェの販売もかわりばんこに店主をしたり、みんなで農園見学に行ったりしてる。
なんかいつも、楽しそう。
そしてナス。また会ったね。
モロヘイヤは葉っぱと茎を分けて乾燥させ、ポロポロ粉状にしてホットケーキに入れる。
バジルは乾燥よりフレッシュの方が断然香り高いが、今回はポーランド料理のスパイスとして入れたい(これについてはまた別の記事に)ので敢えて乾燥させた。
乾燥させるには秋の方が湿気がなくて良いとも言われるが、少量作って冷蔵庫→早めに使いきります→イケる。
ナスも天日干し、イケる。
しかし、干すより生が美味いナスがある。
干してほしくないよね〜って、目に入った瞬間に訴えてくるような存在感。
恵那山麓野菜セットに入ってた
カントリーファームの「水ナス」。
こいつは、丸い。
カントリーファームの奥さんが料理上手で、ナスのプレーゼってのをインスタアップしてて、その美味そうな姿に、干したりなんかしませんって心の中で謝った。
カントリーファームは恵那でもマチュピチュ村と言われるほど高原地帯に位置し、栽培期間中無農薬で野菜を他品目育てる農家。
美味さには、裏付けがある。
この水ナスを、手で引きちぎります。
頭の傘を切り落として、上から十字に切り目を入れると引きちぎりやすい。ちぎってる最中に水分がピューと出てくる。
そして、適量の塩(小さじ1.5くらいは入れる)を振り振りして、混ぜ混ぜして、1時間熟成。
熟成…っていうと叱られるかな。
放置…っていう感じだけど、気になって仕方ないから。
口に入れ、歯で噛むたびに水分がピューって出てくる。
ピューピュー言うたび、身体が冷やされていく感じがする。
【他のおかず】
◎肉ピエロギ
ポーランド料理。牛、豚、鶏肉に飴色炒めた玉ねぎ、ニンニク、塩、こしょう、オールスパイスを混ぜて、餃子の皮で包み、茹でる。
◎じゃがいもピエロギ
茹でて潰したじゃがいもにナチュラルチーズを加え、乾燥バジル、塩、こしょうで味を整え、餃子の皮で包み茹でる。
ピエロギについては後日、書きます。
◎ピーマンとひき肉炒め
ピエロギの中身の肉が余ったので、カントリーファームのピーマンを半分に縦切って種も綿もとらず、肉と炒め合わせ、最後ちょっと醤油をたらして火を止める。
◎毎日味噌汁
鍋に頭と腸を取り除いたいりこ、水を入れ弱火でしばらく。玉ねぎを入れ、しばらく。不動滝やさいの会の合わせ味噌を溶いて火を止める。おしまい。
↓下の写真は10時と3時のおやつに食べた、
831企画ボックスに入ってた、里のパン工房nicoのフォカッチャと、オヤツヤヌフのスコーン。