シシリアンルージュの伝言
生まれも育ちも日本で、Japanese以外のコミュニケーションは受け付けておらず、日本のおへそと呼ばれる岐阜県から一歩も出ることなく過ごした今年の夏。
この頃は、夜は鍋にでもしようかと思うほど冷えてきて、里芋もじゃがいも、かぼちゃもゴロゴロ入った根菜スープや味噌汁が美味しい。
それもいい。
そして実は、
当地の秋で美味いのは、トマトである。
夏秋トマト。聞いたことあるでしょ。
栗を求めてやってくる観光客の皆さま、栗菓子とともに当地の夏秋トマトをお求めいただきたい。できれば、ちょっと形は悪くても土耕栽培のものを。
旨みが強いで〜
上矢作町の石川トマト農園は、夏にはハウスいっぱいにミニサイズのあらゆるトマトを栽培し、そこを一般客に開放して「トマト狩り」を開催している。
主力商品は麗夏や桃太郎といった大玉トマト。
冬場はいちごを栽培している。
今年の冬はハウス内の暖房を地元の山林から伐採した薪で補い、地域の資源を循環させる一躍を担う。
これには園主の石川さんの、熱い思いがあった。
ここまで辿り着くのに、地域の人ひとりひとりに語り、説得して歩いた石川さん。
地域を任せられる、本物の手を持った人だ。
いしかわトマト農園の「シシリアンルージュ」
加熱用のトマト。
よくある缶詰のホールトマトはこの品種。
日本産のトマトを使用したトマト缶詰はほとんどない。
シシリアンルージュ
なんて女性的な名前。
鏡に伝言は書けませんけど、
真っ赤なシシリアンルージュは
石川さんの熱い思いと重なります。
これだから作り手がわかる、地域の食材は特別美味しい。
今夜のおかず
◎豚ヒレ肉のシシリアンルージュ煮
豚ヒレ肉はブロックを購入。1センチ幅に切って塩こしょうで下味。鍋にオリーブオイル、ニンニクひとかけ熱して肉→一口大に切ったシリアンルージュを投入。白ワイン入れてグツグツ。
◎さつまいもヨーグルト
父ちゃんと息子の夜食
◎トマトラーメン
鶏むね肉を熱湯で茹でる。生姜ひとかけも入れて。ボウルにちょっと多めに醤油1:みりん1、かつおぶしひとにぎり、生姜ひとかけ、茹でた鶏むね肉投入。最後にシシリアンルージュ入れてちょっとほっとく。
別の鍋でラーメン茹でとく。土田金の乾麺いいよ。
ラーメン鉢にボウルの中のつゆだけ入れて、鶏むね肉の茹で汁入れて。湯切りしたラーメン、トッピングに鶏むね肉、刻んだネギ、しょうが、シシリアンルージュを添えて。
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