落乱の名前入り湯のみ総まとめ
落乱の登場人物が使っている湯のみに、キャラの名前が入っているものがありますよね。前々から可愛いなーと思っていたので、今回ちょっとまとめてみることにしました。
○調査対象
・『落第忍者乱太郎』(朝日新聞出版)全65巻
・『落第忍者乱太郎』(朝日新聞出版)プレミアム版49巻特別付録内の漫画「落・乱心理テスト①」「落・乱心理テスト②」
・『落第忍者乱太郎』(朝日新聞出版)プレミアム版65巻特別付録内の漫画「尼子先生からの挑戦状 推理パズル」
・『落第忍者乱太郎公式キャラクターブック 忍たまの友 天之巻』(朝日新聞出版)内の漫画「忍術学園の一日」
・『忍たま乱太郎』(秋田書店)全2巻
とても長いので、画像だけざっと見たり、目次から「まとめ」に飛んでいただいて、詳細が見たくなった時だけ上へ戻られるのがいいかもしれません。
【修正履歴】
2021.09.14 第20巻の大木先生の湯のみ情報を追加しました。
第20巻 大木先生の湯のみ
【出現箇所】第20巻 p.222
【場所】大木先生の家?(枠線をめくった向こう側)
【文字】大木雅之助先生「ま」
文字入りの湯のみ(「ちゃ」「茶」「すし」「ゆのみ」等)は第1巻から見えるのですが、名前入りのものが出現するのは第20巻からのようです。
雅之助(まさのすけ)の「ま」でしょうか。絵の中の湯のみはとても小さいので、ひらがな一文字になったのかもしれません。先生は食事中で、手に持っているご飯茶碗には「めし」の文字があります。
第26巻 山田先生、土井先生、学園長の湯のみ
【出現箇所】第26巻 p.234~237
【場所】忍術学園のどこか(先生方が休憩できそうな部屋。囲炉裏と暖簾が見える)
【文字】山田伝蔵先生「伝」、土井半助先生「半」、学園長先生「がくえんちょ」
山田先生と土井先生の湯のみの文字は、筆で書かれている感じです。「がくえんちょ」“ちょ”の横が手で隠れているので、“う”があるのかどうかはわかりません。
※「学園長」は名前ではないですが、個人が特定できるので、名前と同じ扱いにしています。
※山田先生はp.234では「ちゃ」と書かれた湯のみを持っているので、「伝」の裏側には「ちゃ」と書かれているのかもしれません。
上のシーンでは出茂鹿之助が一緒にいますが、彼は文字も模様もない抹茶碗のようなものを使っています。
(番外)第30巻 庄左ヱ門のじーちゃんの抹茶碗
【出現箇所】第30巻 p.20~25
【場所】庄左ヱ門の家
【文字】庄左ヱ門のじーちゃん「じ(周囲に円)」
じーちゃんの“じ”でしょうか。いきなり番外なのは、湯のみではなく抹茶碗だからです。同席している学園長、松千代先生、乱太郎、庄左ヱ門、伊助も抹茶碗を使っています。
庄左ヱ門の家なので、彼の茶碗にも名前があっていいかなとも思うのですが、見える位置に文字は書かれてないようです。
巻頭の登場人物紹介では、第22巻から庄左ヱ門の紹介文に“趣味はお茶”という内容があります。全員抹茶碗なのはその関連かもしれません。
第37巻 土井先生の湯のみ
【出現箇所】第37巻 p.20
【場所】忍術学園の職員室?(先生方が作業している)
【文字】土井半助先生「半」
第26巻の湯のみと同じかと思います。
第42巻 伊作と伏木蔵の湯のみ
【出現箇所】第42巻 p.148
【場所】園田村のお堂(“ちょっとまつ”中に使用)
【文字】善法寺伊作「いさく」、鶴町伏木蔵「ふしきぞう」
第42巻で、生徒用の名前入り湯のみが出現しました。先生方は学園長先生を除き漢字表記でしたが、こちらはひらがなで書かれています。
(番外)第42巻 ドクタケ城主と八方斎のカップ
【出現箇所】第42巻 p.194、200
【場所】園田村付近のドクタケの陣の給水所
【文字】木野小次郎竹高「殿(との)」、稗田八方斎「お頭(かしら)」
湯のみではなく、給水所に置かれたカップです。中身は不明。両方とも、筆で書かれた感じの文字です。
※「殿」も「お頭」も名前ではありませんが、ドクタケ内であれば個人の特定が可能なので、名前と同じ扱いにしています。
殿のカップには柑橘類の輪切り、パラソル(これはカクテルピック?)、花が飾られていて、ストローにもパイナップルの飾りがあります。花はトロピカルドリンクによく添えられているデンファレでしょうか。
八方斎のカップには飾りはなく、ストローの飾りがタコです。
第43巻 尼子先生の湯のみ
【出現箇所】第43巻 p.101
【場所】尼子先生のお仕事部屋?(枠線をめくった向こう側)
【文字】尼子騒兵衛先生「そ(周囲に円)」
騒兵衛の“そ”でしょうか。おなじみのヒロタのシュークリームの箱の横に置いてあります。
第43巻 安藤先生の湯のみ
【出現箇所】第43巻 p.130
【場所】忍術学園の安藤先生の部屋
【文字】安藤夏之丞先生「夏」
予算会議でぐっちゃぐちゃにされた例の離れで使っています。筆で書かれた感じの文字です。「夏」の下がコマに入っていないので、“之丞”などが続くかどうかはわかりません。
第43巻 伊作の湯のみ
【出現箇所】第43巻 p.187
【場所】忍術学園の医務室
【文字】善法寺伊作「いさく」
第42巻の湯のみと同じでしょうか。風邪をひいている最中なので、服薬用かもしれません。
第44巻 用具委員たちの湯のみ
【出現箇所】第44巻 p.154
【場所】忍術学園の忍タマ長屋の六年は組の部屋
【文字】食満留三郎「とめ」、富松作兵衛「さく」、福富しんべヱ「しん」、山村喜三太「きさ」
用具委員会の臨時会議中の場面です。平太も同席していますが、彼の湯のみは角度的にコマの中に入っていません(守一郎は未登場)。絵の中の湯のみはとても小さいので、名前の全文字入らなかったのかもしれません。
第45巻 雑渡昆奈門の湯のみ
【出現箇所】第45巻 p.237~238
【場所】忍術学園の医務室
【文字】雑渡昆奈門「こなもん」
巻末の番外編「くせ者まんが 頑張れ雑渡昆奈門」内に出てきます。“こなもん”は、保健委員たちからの彼の呼び名なので(第43巻巻末の四コマ漫画、ちょっと先の巻ですが第46巻p.80参照)、保健委員会側で用意してあげたものなのかもしれません。
第47巻 雑渡昆奈門の湯のみ
【出現箇所】第47巻 p.47
【場所】タソガレドキ忍者の休憩室?(コマを破った向こう側)
【文字】雑渡昆奈門「昆」
ちゃぶ台の上の、ヒロタのシュークリームの箱の横に置かれています。p.47、49を見ると、諸泉尊奈門と高坂陣内左衛門が同席していますが、彼らの湯のみに文字はありません(絵がめちゃくちゃ小さいので、文字を入れられなかっただけかもしれません)。
雑渡昆奈門は第45巻の忍術学園の保健室では「こなもん」と書かれた湯のみを使っていましたが、仕事場(?)では「昆」のようです。
第47巻 用具委員たちの湯のみ
【出現箇所】第47巻 p.109
【場所】忍術学園の忍タマ長屋の六年は組の部屋
【文字】富松作兵衛「さくべ」、福富しんべヱ「しんべヱ」、下坂部平太「へいた」
委員長の部屋で文化祭の出し物打ち合わせ中に使われています。留三郎と喜三太の分の湯のみもあると思われますが、角度的にコマに入っていません(守一郎は未登場)。同じ部屋には保健委員たちもいますが、湯のみを置けそうな場所が描かれていないので、使っているかどうかはわかりません。
第44巻の臨時会議の時に確認できなかった平太の湯のみが初めて出ました。臨時会議の時は「さく」「しん」だった作兵衛としんべヱの湯のみの文字は、今回は「さくべ」「しんべヱ」です。第44巻の所でも書きましたが、絵の中の湯のみの大きさの問題かもしれません(今回のほうが少し大きいです)。
第47巻 仙蔵と喜八郎の湯のみ
【出現箇所】第47巻 p.129、131
【場所】忍術学園の忍タマ長屋の六年い組の部屋
【文字】立花仙蔵「仙蔵」、綾部喜八郎「喜八」
生徒の名前で初めての漢字表記です。委員長の部屋で文化祭の出し物打ち合わせ中に使われています。仙蔵の湯のみは小さいので判別がつきませんが、喜八郎の湯のみの文字は筆で書かれているように見えます。「喜八」の“八”の下が仙蔵の髪で隠れているので、“郎”などが書かれているかどうかはわかりません。
他の作法委員の藤内、兵太夫、伝七や会計委員たちも同席していますが、彼らの湯のみは描かれていません。
第49巻 山田先生の湯のみ
【出現箇所】第49巻 p.201
【場所】乱定剣の説明内(忍術学園の食堂の台所)
【文字】山田伝蔵先生「伝」
第26巻の湯のみと同じかと思います。
第50巻 山田先生と土井先生の湯のみ
【出現箇所】第50巻 p.87
【場所】忍術学園の職員室?
【文字】山田伝蔵先生「伝」、土井半助先生「半」
第26、37、49巻ですでに出ている分と同じかと思います。
一緒にいる兵庫第三協栄丸は「客」の文字のある抹茶碗らしきものを使っています。
第50巻 藤内の湯のみ
【出現箇所】第50巻 p.114~130
【場所】忍術学園内、身隠しの盾の役オーディション会場の実況席
【文字】浦風藤内「とうない」
第47巻の文化祭の出し物打ち合わせ中には確認できなかった藤内の湯のみが初めて出ました。作法委員の先輩である仙蔵、喜八郎の湯のみとは違って、文字はひらがなです。
特別ゲストとして実況席にいる義丸は、文字の入っていない抹茶碗らしきものを使っています。
第50巻 土井先生の湯のみ
【出現箇所】第50巻 p.188
【場所】忍術学園の土井先生の部屋?
【文字】土井半助先生「はんすけ」
巻末の「登場人物たちの履歴書」内に出てきます。初めてのひらがな表記(今までのは「半」)。名前入り湯のみに製造時の指の跡っぽい凹凸がはっきりあるのも初めてかもしれません。
第51巻 保健委員たちの湯のみ
【出現箇所】第51巻 p.149
【場所】忍術学園の医務室
【文字】川西左近「さこん」、猪名寺乱太郎「らんたろう」、鶴町伏木蔵「ふしきぞう」
左近と乱太郎の名前入り湯のみが初めて出ました。伏木蔵のものは第42巻以来の2度目です。
第51巻 学園長の湯のみ
【出現箇所】第51巻 p.186
【場所】忍術学園の学園長先生の部屋?(山田先生の話の中)
【文字】学園長先生「がくえんちょ」
第26巻以来2度目の学園長の名前(肩書)入り湯のみです。文字は同じ「がくえんちょ」ですが、第26巻は3行、今回は2行です。またもや“ちょ”の横が手で隠れているのですが、今回は“ちょ”の下に空きがあり、それでも“う”は書かれていないので、「がくえんちょ」までで全てなのかもしれません。
第56巻 諸泉尊奈門の湯のみ
【出現箇所】第56巻 p.222
【場所】タソガレドキ忍者の休憩室?(コマを破った向こう側)
【文字】諸泉尊奈門「そんなもん」
諸泉尊奈門の名前入り湯のみが初めて出ました。組頭の雑渡昆奈門が似た感じの休憩室っぽい場所で使っていた湯のみは「昆」と漢字でしたが、部下の彼はひらがなです。
この場面には雑渡昆奈門も一緒にいますが、彼は例の吸い口(ストロー)付きの竹の水筒を使っています。
第57巻 諸泉尊奈門の湯のみ
【出現箇所】第57巻 p.45
【場所】タソガレドキ忍者の休憩室?(枠線をめくった向こう側)
【文字】諸泉尊奈門「そ(周囲に円)」
諸泉尊奈門の名前入り湯のみは第56巻に続いて2度目です。とても小さく描かれているので、今回「そ」だけなのかもしれません。第43巻の尼子先生の湯のみと同一デザインです。
第58巻 野村先生の湯のみと(番外)ユキのカップ
【出現箇所】第58巻 p.200~228
【場所】忍術学園内、生首フィギュアバレー大会会場の実況席
【文字】野村雄三先生「雄三」、ユキ「ユキ」
野村先生の名前入り湯のみが初めて出ました。筆で書かれたような感じです。ユキの名前入りのものも初です。彼女は第1巻の「主な登場人物」のところで“お金もちのおじょうさん”と紹介されているので、カップなのはそのイメージからかもしれません(南蛮渡来のものかも?)。
第39巻p.160に、くの一教室内でお茶を飲むユキ、トモミ、そうこ、あやかが描かれています。ユキの手元は見えませんが、他のくの一の持っているものと同じだとすると、この時は模様入りの湯のみを使っているようです。
第59巻 雑渡昆奈門と山本陣内の湯のみ
【出現箇所】第58巻 p.206
【場所】タソガレドキ忍者の休憩室?(枠線をめくった向こう側)
【文字】雑渡昆奈門「昆」、山本陣内「陣」
雑渡昆奈門の「昆」の湯のみは第47巻のものと同じと思われます。山本陣内の名前入り湯のみは初めて出ました。下のほうが雑渡昆奈門の頭で隠れているので“内”などの文字があるかどうかはわかりません。組頭のと同じ、一文字と考えるほうが自然でしょうか。
タソガレドキ忍者隊には高坂陣内左衛門がおり、彼も下の名前が“陣”で始まって“内”まで同じなので、湯のみの名前がどうなっているかは気になるところです。
まとめ
最後に、忍術学園教職員(&元教師)、忍術学園生徒、その他の方々に分けて表を作ってみました。
先生方は、学園長先生以外は主に下の名前を漢字で1文字~2文字のようですね。
生徒は仙蔵、喜八郎、ユキ以外はひらがな。実況担当の藤内とユキ以外は各委員会の仕事や集会の時に使っています。
以上で落乱に出てくる名前入りの湯のみ全部になります。最後まで読んでくださってありがとうございました。
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