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『レーザー』よ、くにゃっと曲がれ

レーザをはじめ、光は”くにゃっ”と曲がらない。
光を曲げようと思ったら、反射で曲げるか屈折で曲げるかの二つに一つだ。
どちらの曲がり方にせよ、反射面か屈折率の違う媒質間の界面で直線的に曲がる。
その曲がり方は滑らかさなどみじんもなく直線的である。

それでも中二病患者であるはねいぬは、光を曲線的に曲げているビームサイズやツインビームトライデントが大好きだし、直撃しそうなビーム兵器を紐のように曲げて直撃を避ける兵器が大好きである。
ビームサイズの実現化の妄想とか、見た目が比較的自然なクラッシュシールドの妄想は別記事にするとして、光学兵器を”くにゃっ”と曲げて直撃を避ける方法について妄想を楽しもう。

まず光学兵器を接触によって曲げる方法と、空間で曲げる方法があるのか考えたい。
光学兵器が接触したときに”くにゃっ”と曲げることはできるのだろうか。
例えば表面に光を反射する材料を塗ったとしても、それは反射であるので”くにゃっ”と曲がることはない。
反射材だけでなく、透過材料を分厚く塗ってみてはどうだろうか。
いちばん外側から屈折率の高い材料→屈折率の低い材料→反射材料の順番で装甲に塗れば、よっぽど光学兵器が装甲に垂直に当たりでもしない限りかなり屈折して照射位置がずれて反射材料にあたるから、反射光はさらにその2倍ずれてはね返る。
透過材料を分厚く塗れば、何となく光学兵器が”くにゃっ”と曲がる雰囲気は出るかもしれない。
いやだけど、結局最終的に反射させるのだから、反射材料だけ塗ればよくないだろうか。
光学兵器を物理的なモノに当てて”くにゃっ”と曲げるのは難しそうだな、レーザ加工中にでも再妄想しよう。

では空間を利用して光学兵器を”くにゃっ”と曲げる方法を妄想しよう。
空間の場合でもやっぱり屈折する方法が、はねいぬの妄想脳を刺激する。
例えば装甲を高密度の気体で覆うのはどうだろうか。
気体の屈折率によって光が屈折して曲がる。
水とか液体を出せたらよりよいと思うが、MS内がタンクでいっぱいになりそうだし、機体重量も思いっきり増えそうだからいったん見送ろう。
それに、この方法はさっきの装甲材料となんら差がある気がしない。
むしろ気体を制御するよりも装甲材料の制御のほうが、圧倒的に作りやすそうだ。。。

ではでは、装甲を気体で覆うのではなく、装甲の周りの気体密度を変えるのはどうだろうか。
気体密度の違いも結果として屈折率を変えるから光は曲がる。
曲がるけど、、、どうやって装甲周辺の気体密度を変えればよいのだろう。
超音波や高温化などは分かりやすいけど、光学兵器を直撃を避けるくらい曲げるためには機体サイズの100倍とか200倍とかの体積の気体密度を変えないといけなそうだ(ヤマ勘)
超音波発振や加熱に使うエネルギがめっちゃ大きそうだし、長距離射撃でもない限りは役に立たなそうだ。
そもそも気体を使う時点で宇宙空間では使えない。
なんたる難題か、光学兵器を”くにゃっ”と曲げて直撃を避ける方法。
レーザ加工中のエレガントタイムは、当分はこれを課題に妄想しよう。

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