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見えるぞ、私にも焼き肉の匂いが見える

5歳児に叱られ自身の知識の薄っぺらさを痛感しドM感を楽しむために見ている番組で、焼き肉の匂いをレーザで可視化するシーンに出会った。 
レーザをモノをドロドロに溶かしたり、文字通り消し飛ばすことに使うはねいぬにとって、測定や観察用途でのレーザ活用は近くて遠い存在だ。
そのためか毎日のように測定や観察で使っていてもなんだか距離があり、原理は分かっていても具体的な光学系やら算出過程をしらないまま使用しているので、冠婚葬祭でしか会わない親戚のようにもう一歩深入りできない関係である。

番組では女性がレーザ保護メガネをして焼き肉をしているという、およそ焼き肉をビジュアル的に楽しむということを放り投げた状態に感服した。
レーザが危険なものだとしっかり認識しているではないか。
そのあと部屋の照明を落とし、緑色のレーザをホットプレートの少し上あたりに照射すると、煙とは別にキラキラ光る粒子のようなものが確認できる。
どうやらそのキラキラ粒子が、焼き肉後も焼き肉の匂いを残す犯人で、匂いの元を脂でコーティングしたものらしい。
焼き肉の可視化には波長532nm辺りのレーザが良さそうで、スキャナと可視光カメラがあれば、焼き肉の匂いを可視化できるようだ。
まさか匂いという視覚では捉えられないものを可視化できるとは、やはりレーザはすごいな。
レーザの活用用途はまだまだ広がるな。
無限の彼方に行けそうだ。

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